人工衛星:宇宙からモールス信号「こんにちは」 福岡工大

毎日新聞 2012年07月20日 11時01分(最終更新 07月20日 11時34分)

小型人工衛星が宇宙から送るモールス信号の点滅を撮影した場合の想像図=宇宙航空研究開発機構(JAXA)提供
小型人工衛星が宇宙から送るモールス信号の点滅を撮影した場合の想像図=宇宙航空研究開発機構(JAXA)提供

 21日に鹿児島県の種子島宇宙センターから国産ロケット「H2B」3号機で打ち上げられる無人補給機HTV(こうのとり)3号機には、宇宙飛行士の星出彰彦さん(43)が国際宇宙ステーション(ISS)から宇宙への放出実験をする小型人工衛星5基が搭載される。このうち福岡工業大学製は「人工の『星』の輝きに夢を感じてほしい」と、宇宙からモールス信号で地球にメッセージを送る。

 愛称は、地元の話芸「博多にわか」にちなんで「にわか衛星」。田中卓史教授(情報工学)と学生20人が作製した。10センチ四方のサイコロ形で、一つの面に緑の発光ダイオード(LED)が50個、その裏面に赤いLEDが32個取り付けられている。上空350キロを周回し、北半球で緑色、南半球で赤色を点滅させ「こんにちは、こちらは日本のにわかです」とメッセージを送る。

 田中教授は「メッセージ配信は遊び心。明るさは4〜5等星並み。近くを飛んでいれば双眼鏡で探せます」と話す。計画を知った米国の研究者らから「光が見えたかを報告したい」とのメールが3通届いた。メッセージの配信時間などの詳細は、放出予定の9月以降に大学のホームページで紹介する。

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