↑06年12月25日東京新聞に掲載された記事◆左後ろから、EMフェスタにて有機農業推進法を発表したツルネン氏、信國、比嘉節子夫人、山本美千子さんと(2006年11月18日撮影)
◆有機農業推進法が成立、実は画期的なことなんですよ◆
◆農薬減らし(農法転換)安全な「食」を目指そう!
毎日、イヤなニュースが続きますね。
去年の暮れも、「イジメ」や「子供の自殺」といったつらいニュースがあり、環境、特に家庭環境における「食育」が重要視されています。
昔のみかんやぶどう、柿や夏みかんには「種」がいっぱい入っていた。
今、スーパーに行けば、農薬や化学肥料で育てられた「野菜」・「果実」がほとんど、で遺伝子組み換えのトウモロコシやジャガイモ・納豆まで平気で売られている。
日本で有機農産物の生産量はまだ、少ない。2000年、国の認定により、有機JAS(日本農林規格)制度がはじまったばかりだ。
2年間以上、認められた以外の農薬や化学肥料を使っていない田畑で、遺伝子組み換え技術をも使用せずに栽培されたなどの条件を満たす「有機JAS認定農産物」のその量は、国内農産物生産量の0.16パーセント(05年度)にすぎない。
農業を取り巻く環境についても、かなり深刻。お米が主食の日本のはずなのに、農産物の自給率が低く後継者がいなくなり、耕作放棄地が増えた農村は崩壊寸前なのです。
こんなじゃいけないと2004年秋、私の古くからの友人であるツルネン・マルテイ議員を中心に超党派の国会議員161人が有機農業推進議員連盟をつくり、2006年の不安な世相の後押しもあり、法案が12月8日の衆議院本会議で全会一致で可決、成立しました。
日本の有機農業が始まって35年。やっと、有機JASマークのついた野菜も店頭に並ぶようになってきたこの頃ですが、この法が成立することは画期的なことなのです。
06年12月15日から法の施行となり、今年は有機農法を消費者とともにはぐくんできた生産者が具体的な課題を出し、安全な「食」を提案できる「法」になるかをしっかりとEMを通じて消費者の皆様にお届けする立場として「まっとうな食べ物」がみなさん(自分も含めてです)のお口にきちんと届くよう、見つめていきたいと考えています。
◆自然農法、EM運動を推進する参議院議員ツルネン氏のホームページ
http://homepage2.nifty.com/yugatsuru/index.html
◆安全な自然食(EM玄米など)をづっと作りつづけている生産者さんたち
http://www.emj.co.jp/market/
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