美浜原発:2号機の10年間運転延長を認可 枝野経産相
毎日新聞 2012年07月19日 23時12分(最終更新 07月19日 23時49分)
枝野幸男経済産業相は19日、今月25日に営業運転開始40年となる関西電力美浜原発2号機(福井県美浜町、出力50万キロワット)について、10年間運転を延長することを認可した。これを受けて、関電は19日、今後の運転方針について「国におけるエネルギー政策の議論や、原子炉等規制法の改正に伴う関係法令の動向などを踏まえ、検討してまいりたいと考えている」とするコメントを発表した。美浜原発2号機は先月、経済産業省原子力安全・保安院が10年間運転を延長することを了承した。
保安院や経産相が40年超運転を認めても、実際に運転継続するには新たに発足する原子力規制委員会による再審査を受ける必要がある。原発の寿命を原則40年とする改正原子炉等規制法は成立したものの、40年を過ぎた原発でも法施行3年以内に再審査を受けて、運転の可否が判断されるとの例外もある。【横山三加子】