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(10分前に更新) |
【東】米軍北部訓練場の一部返還に伴う東村高江のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)移設工事が19日午後、本格的に再開した。工事に反対する住民や支援者ら約40人が工事中止を求める中、沖縄防衛局職員や業者らがクレーンを使って砂利10トン弱を移設予定地内へ搬入した。
同局職員ら約50人が同日午後0時20分ごろ、移設予定地へつながるゲート前に到着。ゲート内にあったクレーンを伸ばして砂利をつり上げ、搬入。同4時すぎに作業を終えた。
住民らは「オスプレイ運用についての説明が先だ」「危険な搬入はやめろ」など、工事再開に対する批判や工事中止を求める声を上げた。
一方、クレーン作業を止めようとしたり、ダンプカーの前に座り込む住民らに対し名護署員が「威力業務妨害の恐れがある」と注意する場面もあり、同局職員らが現場を去る同4時半ごろまで現場は騒然とした状況が続いた。
同局の現場責任者は「工事は当初から7月再開を目指していた。天候などの状況からこのタイミングの再開となった。今後も工事はどんどん進めていく」と話した。