“暴行目撃”生徒中心に聞き取りへ

7月20日 4時8分

大津市で中学２年生の男子生徒が自殺した問題で、警察は、学校が夏休みに入るのに合わせて、男子生徒への暴行やいじめを目撃したとアンケートに回答を寄せた生徒らを中心に、任意での聞き取りを始めることにしています。

去年１０月、大津市で中学２年生の男子生徒が自殺したことを巡って、大津市教育委員会は男子生徒が複数の同級生からいじめを受けていたことを認め、警察が中学校や市の教育委員会を捜索するとともに、教師や教育委員会の職員などから聞き取りを進めています。男子生徒が通っていた中学校では、２０日に終業式が行われ夏休みに入ることから、警察は、生徒への暴行やいじめを直接目撃したとアンケートに具体的な回答を寄せた生徒らを中心に、順次、任意での聞き取りを始めることにしています。
対象となる生徒は３００人余りに上り、警察は、専従の捜査員を増やして４０人の態勢で捜査を進めるということです。
この問題で、遺族は、暴行や恐喝など６つの容疑で３人の同級生を告訴していて、警察は、今後、同級生らからも聞き取りを行って、いじめの実態や自殺との関係について解明を進めることにしています。