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事件・事故

赤穂・集団暴行事件 現場には中高生4人 

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 兵庫県赤穂市内の小学6年の男児(12)が少年に暴行される動画がインターネット上に投稿されていた問題で、現場には少年のほかに4人の中高生がいたことが19日、赤穂市教育委員会への取材で分かった。動画では少年が約1分間に15回以上、激しく殴ったり蹴ったりしていたが、周囲の中高生はだれも制止しなかったという。

 同市教委の調査によると、動画は8日夕、市内の公園で撮影された。

 少年が男児の下半身を2回、音がするほどの勢いで蹴ると、周囲からは「まだ10秒やぞ」と声が上がり、その後も首をつかんで引き倒し、顔を殴るなど執拗な暴行が続いた。途中には「おもれえ動画になりそうや」などと笑う声が入り、地面に投げ飛ばされた男児が背中を蹴られた後、「はい1分」の声で動画は終わった。

 神戸新聞の取材に対し、同市教委は「暴行を加えたのとは別の中学生が携帯電話で撮影し、周囲で3人の高校生がはやし立てたとみられる」と説明。男児は「7月から4、5回、同じようなことをさせられた」と話しており、市教委は「いじめに当たる」と判断している。

 少年は、14〜16歳の中高生3人と共謀し、7月4日未明、市内の駐車場で、高校1年の男子生徒(15)を蹴るなどし、けがをさせたとして、県警少年捜査課と赤穂署に傷害容疑で逮捕された。

(2012/07/20 08:15)

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