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北陸電“廃炉の可能性ない”7月19日 21時43分
国の原子力安全・保安院が石川県志賀町の志賀原子力発電所の地下にある亀裂が活断層かどうか詳しく調査するよう北陸電力に指示したことを受けて、北陸電力の堀祐一副社長が記者会見をして「志賀原発の安全性については必ず理解を得られると確信していて、志賀原発が廃炉になる可能性はないと思っている」と述べました。
志賀原発の地下を走る「S-1」と呼ばれる亀裂について、17日に開かれた国の原子力安全・保安院の専門家会議で「活断層の可能性が高い」という指摘が相次いだことから、原子力安全・保安院は18日、亀裂が活断層かどうかを詳しく調べるよう北陸電力に指示しました。
問題の亀裂が活断層だった場合、国の耐震設計の指針では、活断層の真上に原発の重要な設備を設置することを認めていないことから、原子炉が運転できなくなる可能性が出ています。
これについて、北陸電力の堀祐一副社長は、19日金沢市で会見し、「速やかに調査を実施するが、志賀原発の安全性については必ず理解を得られると確信している。志賀原発が立地不適格だと判断され、廃炉になる可能性はないと思っている」と述べました。
北陸電力は、今月25日までに調査計画を国に提出し、専門家の意見も聞いたうえで亀裂が活断層かどうか調査を始めることにしています。
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