ニュース詳細
関西 涼しい場所へ外出促す動き7月20日 6時18分
厳しい暑さのなか、節電が求められている関西では、日中、家庭でのエアコンの使用を抑えてもらおうと、涼しい場所への外出を促す動きが広がっています。
薬の神様で知られ、大阪・中央区のオフィス街にある「少彦名神社」は、境内が樹齢100年以上のくすのきや高層ビルに囲まれ、日中の日照時間が1時間程度しかありません。
このため涼をとるのに最適だとして、神社では節電要請期間中に御朱印を受けた人に梅昆布茶をプレゼントをしています。
少彦名神社禰宜(ねぎ)の別所賢一さんは「猛暑の中での節電になるので、境内が涼しい神社に足を運んでもらいたい」と話していました。
大阪・箕面市は、外出時に涼んでもらおうと、市内の公共施設を日中、開放しており、消防署には暑さで特に体調がすぐれない人のために、寝具や飲料水を備えた部屋も用意しています。
また、電力需給が厳しいときには、外出して伝統芸能を見てほしいと、国立文楽劇場では、電力の使用率が95%以上になった日に劇場に訪れた人にはプレゼントをすることにしています。
国立文楽劇場の水野英二さんは「家庭では節電をして、劇場では涼みながら伝統芸能の文楽を楽しんでもらいたい」と話していました。
[関連ニュース]
|
[関連リンク] |
|