参院議員3人が離党届 焦る輿石氏ほくそ笑む自民(07/17 18:02)

 民主党の参議院議員3人が突然、離党届を提出しました。参議院で自民党との差は2議席で、第1会派からの転落が現実味を増しています。

 本会議場のど真ん中を占める民主党会派の議席数は、今回の離党劇を受けて88となりました。第2会派の自民党との差はわずか2議席です。その離党届を提出した3人は、野田政権の原発政策などへの不満をあらわにしました。
 民主党に離党届を提出した行田邦子参院議員:「(野田政権の政策決定は)残念ながら自民党のそれと違いが分からなくなってきてしまった」
 第2会派に転落すれば議長ポストを手放すことにもなりかねず、政権へのダメージは計り知れません。3人の離党について、輿石幹事長は寝耳に水だったようで、周辺によるとショックを通り越して怒りに変わっているということです。これに対して、自民党は高笑いが止まりません。
 自民党・大島副総裁:「『(国民の)生活第一』は小沢さんのほうに移っちゃって、(民主党は)『自・公第一』になったでしょ。(野田総理は)その立ち位置を分かっていない」
 民主党参議院には、このほかに消費税増税法案に反対を公言する離党予備軍が引きもきらず、第2会派転落は時間の問題となっています。

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