公開日:2009年2月28日
DVD Fab ver7→ver8に更新:2011年06月26日

DVDコピー・バックアップ小技全集 >> 片面2層DVDを片面1層メディアにコピー >> DVD Shrinkでコピー

 ■DVD Shrinkでコピー

DVD ShrinkでDVDコピーDVD Shrinkは片面2層8.5GB DVDの映像を圧縮して、片面1層の4.7GBにファイルサイズを小さくする事を目的としたソフトです。映画などのDVDはほとんどが片面2層8.5GBの容量で作られていますが、DVD Shrinkで圧縮して市販のDVD-Rメディアのサイズに収めることができます。

 フリーソフトでありながら、メニュー/特典映像を含めたトランスコード(圧縮)が可能で、タイトル毎に音声/字幕の有無選択、圧縮率が変更できる等、非常に多機能なソフトです。コピーガードを取り除くリッピング機能も付いていますが、既に開発が終了している為、最新のコピープロテクト解除には対応していません。

そこで、この頁では最新のコピープロテクト解除に対応しているリッパー「DVDFab HD Decrypter」を併用する方法を紹介します。DVD FabでDVDをPCに保存し、DVD Shrinkでトランスコードを行います。その後、DVD-Rにライティングしますが、DVD Shrinkはライティング機能がありませんのでDVD Decrypterと連携させてライティングします。

 この方法、全て無料で行える上に、トランスコード→ライティング→DVDコピー完了までPCを放置しておける為、大変便利です。DVDのコピーを初めて行う方にもオススメの方法です。


この頁で必要なソフト 

 
・DVDFab HD Decrypter 【フリーソフト】 リッピングに使用します。 ダウンロードページ
・DVD Shrink ver3.2.0.16 【フリーソフト】 トランスコード(圧縮)に使用します。 ダウンロードページ
・DVD Decrypter ver3.5.4.0 【フリーソフト】 ライティングに使用します。 ダウンロードページ

※この方法では、DVD Decrypterの操作は行いませんが、あらかじめインストールしておきます。


メリット デメリット
・各ソフトともフリー(無料)である。 ・リッピングが成功したのか、失敗したのかわかりにくい。(DVDFab)
・高画質である。(DVD Shrink:シェアソフト以上!) ・特典映像の画像化が可能だが、削除する事ができない。(DVD Shrink)
・最新のコピープロテクト解除に対応している。(DVDFab) ・音声ファイルの容量が多いDVDの場合
 圧縮しきれない場合がある。(DVD Shrink)
・5〜15分で超高速処理できる。(CPU処理能力によります。)
・安い1層メディアが使用できる。

手順概略

  1. コピーするDVDのファイルサイズを確認する。
  2. DVDFab HD Decrypterのセットアップを行う。
  3. DVDFab HD DecrypterでDVDをハードディスクにリッピングする。
  4. DVD Shrinkで圧縮→DVD Decrypterのライティング機能でライティングする。

 

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コピーするDVDのファイルサイズを確認する。

コピー元となるDVD-VideoをDVDドライブにセットし、「マイコンピューター」から、DVDをセットしたドライブのファイルサイズを確認してください。

左図の例では「7.72GB」あります。

DVDが「4.37GB」以下の場合はDVD Shrinkで圧縮する必要はありません。このページの方法でなくこちらの方法でDVDをコピーしてください。「4.38GB」以上の場合は、下記 2 に進みます。



DVDFab HD Decrypterのセットアップを行う。

DVDFab HD Decrypterを立ち上げ、各種設定を行います。右上の ボタンをクリックすると設定画面が表示されます。基本的に当サイト内の「DVDコピーFAQ→ DVD Fab HD Decrypterの設定とFAQ」と同一にして下さい。


DVDFab HD DecrypterでDVDをハードディスクにリッピングする。

DVDShrinkでDVDコピー2

DVD-Videoのファイルをコピープロテクトを取り除いた上で、ハードディスクに移動します。この作業をリッピングといいます。

  DVDFab を立ち上げると、左図のオープニング画面が表示されます。DVDFabは有料ソフトで、DVD Fab ”DVD コピー"を購入するとトランスコード(圧縮)もライティングもできる優れたソフトですが、「リッピング」機能だけなら無料で使うことができます。

1.無料のリッピング機能を開始するには「DVDFabを起動する」ボタンをクリックします。


2.画面が切り替わったら、左上のメニューの「DVDコピー」から「フルディスク」を選択します。


3.メニューの「入力元」のプルダウンメニュから、DVD-Videoをセットしたドライブを選択します。

 PCにドライブが一つしかなければ、既に選択されているハズです。

4.「出力先」のフォルダアイコンからハードディスク上の保存先を任意の場所に指定します。

 ドライブに挿入したDVD-Videoファイル全てが指定したフォルダに入りますのでハードディスクの空き容量に注意して下さい。DVD-Videoは最大8.5GBのファイル容量がありますので、8,5GB以上の空き容量が必要です。


5.画面下側のボリュームラベルに適当に名称を入れます。(ボリュームラベルは下記DVD Shrinkで再度設定しますので、ここでは識別しやすい名称を入れましょう。)

また出力サイズを「DVD9」にします。初期状態では「DVD5」になっていますが、これはDVDFab有料版の機能で、リッピングと同時に映像を4.7GB相当にトランスコード(圧縮)してしまいます。この頁では、あくまでも無料で行う為、トランスコードはDVD Shrinkで実施しますので、Fabではトランスコードしないように「DVD9」にします。
右下のボタンをクリックするとリッピングが開始されますので、しばらく待ちます。


6.リッピングが完了すると「プロセス完了」と表示されます。下部には、リッピングにかかった時間が表示されます。リッピング速度はDVD ドライブの読み込み速度に大きく依存します。終了ボタンをクリックしてDVDFab HD Decrypterを終了します。

 また、DVD Videoをドライブから取り出します。オリジナルのDVDはもう以後の工程では使用しません。


指定した保存先には、フォルダが自動的に作成され、その中に「VIDEO_TS」フォルダが出来上がります。

中を確認すると左図のようなファイルがリッピングされています。

この時点でIfoEditプレイヤーなどで、正常に再生できるか確認しましょう。


DVD Shrinkで圧縮→DVD Decrypterのライティング機能でライティングする。

次にDVD Shrinkで、トランスコード(映像の圧縮)を行い4.7GBのDVDメディアに収まるサイズにします。

空のDVDメディア(DVD-Rがおすすめです。)をDVDドライブにセットし、DVD Shrinkを起動します。1.フルディスクが選択されていることを確認し、2.ファイルを開くを選択します。

上記DVDFab HD DecrypterでPCにリッピングした「VDEO_TS」フォルダを選択します。

 

フォルダを選択すると左図の画面が現れDVDファイルの分析が始まります。

「ビデオプレビューを有効にする」にチェックを入れておくと視覚的に進行状況が確認できます。


分析が終了すると左図の用な画面になります。

3.図の例では左画面の「メインムービー」を選んでいますが、メインムービーに含まれる音声と字幕が右画面に表示されます。ここでは音声と字幕の取得選択ができますが、不要な音声/字幕のチェックを外すと削除する事ができます。

図の例では、全ての音声/字幕を選択して残しています。

洋画の吹き替えが不要な場合は日本語音声を外すなどして、できるだけ音声を削除したほうが、映像に割り当てられる容量が増え、画質が上がります。

音声/字幕の設定はメインムービー以外に「メニュー」、「特典」にも各々ありますので左画面でそれぞれ選択して、右画面で取得選択します。

4.上部の緑のバーを確認し、4480MB以下である事を確認して下さい。4482MBを超えると4,7GBのメディアに書き込みできなくなりますので注意して下さい。5.「バックアップ!」ボタンを選択します。

4482MBに収める事ができないDVDもあります。その場合はDVDShrinkではトランスコードできません。他の方法を試しましょう。


今回の方法では、ハードディスクに一度イメージファイルを作成して自動的にDVDDecrypterでライティングします。

6.「出力先デバイスの選択」タブのプルダウンメニュー から「ISOイメージファイルを作成しDVD Decrypterで書き込む」を選択します。

「ISOイメージファイルを作成しDVD Decrypterで書き込む」が選択できない場合は、お使いのPC がDVDの書き込みに対応していない可能性があります。→FAQ こちら

7.「出力するイメージファイルの選択」でISOイメージファイルの作成場所を選択します。左図の例では、Eドライブのハードディスクに「DVD KOWAZA .ISO」の名称で作成しています。このISOファイルは4.7GB相当のファイルになりますので、ハードディスクも4.7GB以上の空き容量が必要です。


8.次にDVDリージョンのタブを選択します。ここでは、作成するDVDのリージョンを指定します。

「リージョンフリー」にチェックを入れておくと、どの国のプレイヤーでも再生可能なリージョンフリーのDVDになります。

リージョンフリーにしない場合は「2」を選択します。(2を選択しないと、日本国内のDVDプレイヤーで再生できなくなります。)

 

9.「書き込み設定」のタブを選択して、作成するDVDのボリュームラベルを入力します。

ボリュームラベルは任意の名称でかまいませんが半角英数大文字しか使えませんので注意して下さい。

10.「OK」を押すと圧縮処理が開始されます。

 

画質を上げたい場合は、「OK」ボタンをクリックする前に「品質設定」タブの設定を行います。詳しくはFAQを参照して下さい。


圧縮中の画面は左図の様に表示されます。「ビデオプレビューを有効にする」にチェックを入れると、映像が表示され、視覚的に進捗を確認する事ができます。

 

DVD Shrinkによる圧縮が終了すると、DVD Decrypterが自動的に立ち上がり、空メディアにライティングします。

圧縮/ライティングには、30分以上かかる場合もありますが、気長に待ってください。

ライティングが正常に終了すると<Operation Successfully completed!>のメッセージが表示されます。

以上で、DVD-Videoのコピーが終了しました。ライティングしたDVDが正常に再生できるか確認して下さい。

上記7で指定したフォルダにはISOファイルが残っています。 ハードディスク容量を圧迫するので特別な理由がない限り削除しておきましょう。


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