「採って最初メスだと思った。」林原氏談
たしかに、全体の雰囲気はメスのような丸くコンパクトな印象だ。
しかし、左右の大顎の長さが違う。
また、ミヤマ独特の耳状突起が頭部左右に見られ完全なオスの個体だ。
見た目はメスだが、良く見ると大顎や前胸には完全なオスである特徴が見られる。
このアングルからだと、頭部左右にミヤマのオスに見られる耳状突起があるため、雄雌同体の個体でないことが解る。尚、大顎・頭部ともにケロイド状に表面の荒れが見られる。蛹化・羽化を行なった環境による原因と推察する。
符節2本を最初から失っているが、これは羽化後の長い活動のため喪失したと思われる。
押さえていないと歩きまわり、撮影出来ないほど元気が良い
ようやく落ち着いたようだ。
尚、参考のため下記に採取デ−タを記す。
採集場所:北海道七飯町
採集日時:98.8.2
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