コスメ大好き

【コスメ大好き】とか題付けときながら、
メインはひよこどものことと、
ただのだらだら日記・・・。

よろしければ、お付き合い下さい。


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ちょっと気になる記事があったので貼っとく。

放射能に米の研ぎ汁の腐ったのが効くとか、

もうどうかしてるとしか思えないんだけどな・・・

パニックになったり、一つのことに集中しすぎてたりすると

マインドコントロールにかかりやすいってのと

繋がってるのかも知れない。

毎日.jpより
 ↓ ↓ ↓
時代の風:科学と「新時代の信仰」=東京大教授・坂村健

http://mainichi.jp/select/opinion/jidainokaze/news/20110731ddm002070064000c.html


******* 全文転載 ******* 

 ◇人はなぜ信じるのか
 人はなぜ信じるのか?--東日本大震災に関係するインターネットの中でのさまざまな書き込みをみて、感じるようになったのがこの疑問だ。

 その中でも特に気になったのが「米のとぎ汁乳酸菌」。簡単に言うと米のとぎ汁に糖分を加え常温放置し、空気中に存在する細菌で自然発酵させた液体だ。これを使えば「放射能地獄」の中でも生き残れるというからすごい。

 これを信じた一部の人たちは、これを飲むだけでなく、エアコンのフィルターに噴霧したり、そのまま吸い込んだり、目に目薬のようにさしたり、子供のために離乳食に入れたりしているという。

 それで、当然目が赤く腫れ、子供が下痢になったりする。ところが、そうなっても「毒出し」とか「好転反応」とか言い--体の悪い所が表面に出るのは効いている証拠として続けたりしているらしい。

 この話を聞いて、とても信じられず検索すると確かに実践している人たちのブログがゾロゾロ出てくる。

 子供のために必死になる親の気持ちはわかる。わからないのは、なぜこれを信じてしまうのかということの方だ。

 「エアコンのフィルターのカビから出た胞子を吸い込んで肺の中が!」とか「24時間風呂で細菌を吸い込んで!」というような「本当は怖い~」系の番組でもよくやっていた、飲料や食品に雑菌が入って回収などというニュースも多い。大量食中毒死のニュースも記憶に新しい。

 子供のために必死になるタイプの方は、その度にフィルターの交換、飲料のチェック、古い食品の廃棄などこまめにやってこられてきたと思う。それが、どうして……。

 確かに乳酸菌は乳酸を作ることで環境の酸性度を上げ他の微生物の繁殖を抑えて覇権的に増殖する。酒類の醸造も、同様に酵母がアルコールを作ることで他の微生物の繁殖を抑えるという性質を利用している。だからこそ古来醸造ができた。それでも雑菌が入って失敗することがある。これを「腐造」などというが、その原因菌はアルコール環境下でも増殖できる乳酸菌--ここでは乳酸菌が悪玉だ。

 結局人間にとって有用な微生物の働きを「発酵」、望ましくない結果を「腐敗」と言っているだけ。仕組みはまったく同じだ。

 できたものが「いやな臭いがしなければ発酵成功」というが「米のとぎ汁乳酸菌」に含まれる雑菌やカビについていえば程度の問題で、いやな臭いがしなくても雑菌ゼロとはとても思えない。

 ご家庭で気軽にやった乳酸菌発酵だから雑菌ゼロというなら、これからは乳酸菌飲料の衛生管理はザルでいいことになってしまう。さらにメーカーが清潔に徹底的に心掛けて作った乳酸菌飲料だって目薬にしたり噴霧して吸い込んでいいわけではない。

 常識として心しなければならないのは、微生物は人間のために作られているのではないということだ。「自然派」の方々が最も嫌う人間の思い上がりは「自然は人間のために作られているから、どう利用してもいい」という考え方だろう。しかし「乳酸菌は放射能地獄から人間を救うために遣わされた神様のかけら」などという考え方も、意識されてはいないかもしれないが「自然が人間のためのもの」と思う傲慢さでは似たようなものだ。

 さらに信じる信じないで言うなら、「米のとぎ汁乳酸菌」の方々が真剣に恐れている低レベル放射線の影響はどうだろう。

 専門家の間でいろいろ意見が分かれているのは低レベル放射線を長期に浴びる実例がなかったから--今回の事故はそういう未知の恐怖だとあおる方がいるが、そんなことはない。原子力や放射線関係の長期従事者の調査、多くの放射線治療の歴史、南米やインドや中国奥地で年平均で20ミリシーベルトなどという高自然放射線地方の健康調査、などさまざまな実例がある。

 「ラジウム温泉で健康」という話で出てくる「放射線ホルミシス」という説の元になった低レベル放射線が益になるというデータもあり、それを支持する専門家も多い。

 些細(ささい)でなければとっくに決着が付いているという意味では、害か益かの意見は分かれているものの、どちらにしろ些細な影響であることを否定する専門家はほとんどいない。

 それに比べれば、微生物や医療関係のほとんどの専門家が「米のとぎ汁乳酸菌」の危険性について肯定するだろう。

 そこで、話が最初の疑問に戻る。なぜ放射線ホルミシスは信じないで「米のとぎ汁乳酸菌」を信じるのか。「自然放射線の中で進化し、低レベル放射線に対する耐性を獲得した私たち生命の素晴らしさ」は信じずに「放射能地獄から人間を救う乳酸菌」の方は信じられるのか。

 新しい時代の信仰なのだろうか。それにしてはなぜ「乳酸菌噴霧で空中線量ゼロ」とか科学の言葉で語るのか。科学者は信じられなくても、科学の言葉は信じるのか?

 放射線ホルミシスは信じなくてもいい。だがそれなら、それよりもっと蓋然(がいぜん)性の低い「米のとぎ汁乳酸菌」も信じないほうがいい。影響が重大である可能性は比べものにならないぐらい高いのである。=毎週日曜日に掲載

毎日新聞 2011年7月31日 東京朝刊
******* 転載終了 *******


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