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◆阪神2―2巨人=9回規定により引き分け=(18日・甲子園) 巨人が2点差を追いつき、価値あるドローに持ち込んだ。6回に村田の二ゴロの間に1点を返し、7回には坂本が同点の左前適時打。3安打の猛打賞で打率を3割台に戻した坂本は、守りでも好プレーを連発した。これで2位の中日に4・5差。前半戦を貯金20で折り返した。後半戦は25日(DeNA戦・東京D)から始まる。
静まりかえった敵地の雰囲気が心地良い。一塁ベース上で坂本は、力強く右手でガッツポーズをつくった。「食らいついて、気持ちで打ちました。同点にできてよかったです」。1点を追う7回2死一、二塁。メッセンジャーの低めフォークをすくい上げて左前に落とした。終盤での同点打。ラッキーセブンを待っていた虎党は、準備していたジェット風船を、ため息交じりに飛ばした。一振りで甲子園の空気をガラリと変えた。
敗戦投手になるところだった沢村を土壇場で救ったが、バットで助けているだけではない。「拓一は、投げていて自分の中に入り込むことが多い。すごいピッチャーなのは間違いない。僕がうまく間を取ってあげられればと思っています」。試合中、沢村がマウンドでイライラしていたり浮足だっていれば、坂本はユーモアたっぷりに激励する。例えば、フォークを痛打された時。「フォークはな、こうやって投げるんや!」。そう言ってショートの守備位置から笑いかけ、キレのいいフォークで返球する。同い年ならではの粋な心遣い。陰からもバックアップしている。
4回先頭では中前に打ち返し、2点を追う6回無死一塁では右翼線へ運んで反撃の足がかりをつくった。今季9度目の猛打賞。「数字は(シーズンが)終わってから考えればいいことですから」と言うが、2割9分8厘だった打率を前半戦の最後に3割台(3割4厘)に押し戻した。
守りでも集中力は途切れない。同点の8回2死一塁、大和の三遊間へのゴロを拾い上げ、華麗にジャンピングスロー。二塁封殺でピンチを切り抜けた。前夜のダメ押し8号2ランに続く攻守での奮闘。原監督も「前半戦を締めくくる上でも、良さが出た。価値ある引き分け」と満足げだった。
中日との差は4・5に縮まったが、貯金20で首位をがっちりキープ。理想的な形で前半戦を終えた。「個人的な反省はたくさんあるけど、チームが首位に立っていてよかった。目標は優勝。最後まで気を抜かずに戦いたい」。後半戦も背番号6が、リーグ制覇までチームをけん引する。
(2012年7月19日06時05分 スポーツ報知)
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