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【プロ野球】

DeNA 初の3タテ 完封呼んだ! 高城先発デビュー

2012年7月19日 紙面から

DeNA−ヤクルト 3連勝して前半戦を終え、本拠地のファンの声援に応えるDeNAの中畑監督=横浜スタジアムで(北田美和子撮影)

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◇DeNA4−0ヤクルト

 DeNAが初の同一カード3連勝。2回に小林太の右前打で先制し、6回は1死満塁から小池の左翼線二塁打などで3点を追加した。先発の小林太は5イニングを8安打無失点で今季初勝利。ヤクルトは3連敗で貯金がなくなった。

     ◇

 DeNAがヤクルト打線を7投手の完封リレーで封じて3連勝。球団史上初の同一カード3タテを達成した瞬間、中畑監督は笑みを浮かべた。

 「やればできるのかな。いろんなことができた前半ですね」。サヨナラ勝ち、ノーヒットノーラン負け、サヨナラ負け…いろんな経験を積みながら、たどりついた前半戦最終カードで3連勝。中畑監督は照れ気味だった。

 守りきった。小林太の先制打、小池の2点二塁打などで挙げた4点。決して効率は良くなかったが、前半戦最後の試合とあって、リリーフ陣を総動員した。「うちで前半戦、完投できたのは大輔(三浦)だけ。本当に継投で守りきってきたのでうちを象徴する勝ち方ができた。先発の谷間に継投で粘り切れたのが大きい」と中畑監督。

 明暗を分けたのは4回2死満塁のピンチ。ミレッジの三塁線への当たりを中村がダイビングキャッチで救った。「どんぴしゃで捕ってくれたね」。前夜、2本塁打を放ったベテランがこの日は守りで見せてくれた。

 前半戦を「思った以上に負けてしまった。申し訳ない」と総括した指揮官。試合前は3タテのチャンスに重圧を感じていたが見事はね返した。「自分でも重さを感じたよ。みんな、まさか、信じられないという顔をしてるね」。“舌好調”も取り戻した中畑監督。借金22からの巻き返しなんて、言うのもおこがましいかもしれないが、後半戦で、お返しをする手応えはつかんだ。 (後藤慎一)

◆谷繁以来の快挙

 ドラフト2位で入団した新人の高城がプロ初のスタメン出場。小林太を好リードした。「小林太さんとはイースタン・リーグでも組んでいたので、イニングの間にコミュニケーションを取ろうと心掛けました」。横浜では1989年に入団した谷繁(現中日)以来、23年ぶりとなる高卒1年目の捕手スタメン出場。「谷繁さんのように1年目から活躍したい」という目標にも近づいた。中畑監督は「起爆剤になると思って起用したが、これでほかの捕手も笑っていられない。この空気をつくりたかった」と喜んだ。

 

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