傷害容疑:小6暴行の動画、ネットに 中3を逮捕
毎日新聞 2012年07月19日 02時32分(最終更新 07月19日 11時39分)
兵庫県赤穂市の小学6年の男児(12)に、市立中3年の少年(14)が暴行する映像が動画サイトに公開されていたことが捜査関係者への取材で分かった。県警赤穂署は19日、この少年を高校生に対する別の傷害容疑で逮捕した。今後、動画の内容についても調べる。一方、市教委によると、少年、男児の双方とも「遊びだった」と話したが、少年が手加減せず一方的に暴行していることから、「いじめ行為」と判断した。
動画は、少年が1分間にわたり、男児に殴る蹴るの暴行を加え、背中から投げ落とす様子が撮影されていた。市教委によると、少年の遊び仲間が携帯電話のカメラで撮影。撮影者の笑い声や、「こら、おもれえ動画になる」「顔面はやるなよ」などの声も記録され、傍観している遊び仲間も映っていた。
市教委によると、男児と少年は遊び仲間で、少年は聞き取りに対し「1分間戦うゲームだった」と説明。男児は「痛かった」と話したという。仲間内で7月から数回、同様の行為をしており、男児も4、5回、加わっていた。