2012年07月16日

小田原で2軒

/愛犬の散歩/味の大西小田原店にてワンタンメン/三代目味の大西にてチャーシュー麺/

 平日並みに早起きして愛犬の散歩。
 どんなに暑くてもゆっくり寝たいのですが、遅く起きると陽が高くなってしまっていて散歩に連れ出せないのでね。
 世の中の愛犬家は立派だと思う、私には到底真似ができない。

 出掛ける下の子を駅まで送っていって、その足で小田原を目指します。
 小田原に行くには国道246号線と国道1号線のルートがあって、長い間246号線のルートで行っていたのですが、どうやら国道1号線のルートの方が近いみたい。
 店には駐車場が用意されていないようなので、少し手前のコインパーキングに車を停めて歩いて味の大西小田原店@小田原市栄町へ。
 明らかに「味の大西小田原店」が正式屋号なのに、食べログでは「味の大西」ってなっているし、まあ、食べログ見てこの店に行く人のいないか。

 小田原系発祥の湯河原店の直系であり、店主さんが体調不良の時期は不定休でしたが、今は女将さんが1人で切り盛りされています。
 神奈川西部に住むラーメン好きとしては小田原系の全店制覇は必須ではなく義務であり、その義務をほったらかしてあちこち食べ歩いていました。
 これで老舗の小田原系店舗は全店制覇となりますが、後継者不足と思われていた小田原系にも新店が現れだしたので気が抜けません。
 がらっと入ると広々とした店内に先客数人、女将さんに「お一人でしたらカウンターへどうぞ」と案内されました。

 カウンター10席、4人掛けテーブル3卓、小上がりには6人掛けのテーブルが3卓という構成ですが、小上がりは使用禁止らしいです。
 お冷やを持って来つつ「何にしますか」と聞かれたので、予め決めておいたメニューを伝えます。
 改めてメニューを見るとラーメン650円、大盛りラーメン750円は普通ですが、改行する毎に値段が上がり続け、チャーシューワンタンメンや五目そばは1000円を超えます。
 ご飯物も充実していてロースカツライスなど全て1000円越え、サイドメニューではありませんね。

 お客さんはぽつりぽつりと入ってきて途切れないんだなぁと思っていると、ワンタンメン900円が出来上がって来ました。
 「小田原系でチャーシューワンタンメンを食べなければ未食扱い」とまで言われますが、ま、私はラーメンフリークでもラヲタでも一般人なので。
 溢れるほどまではいかないスープは真っ黒とまでいかず、醤油味も豚骨出汁も小田原系の標準からすれば随分とやさしめです。
 室伏製麺の平打ち縮れ麺はたっぷりの麺量で、スープによく絡んで「これぞ小田原系」な味わい、この麺がこの地を出ない限り、他の地で小田原系は再現出来ないんだな。

 太く柔らかいメンマがごろごろと10本以上、チャーシューも分厚く刻んであってスープを吸わせて食べるタイプ。
 餡がたっぷりで食べ応えのあるワンタンは5個も入っていて食べ応え十分、まあ、900円だからな。
 青ネギと三つ葉がドンブリの隙間を埋めていて、板海苔一枚、食べているとドンブリの底に柚子皮が沈めてありました。
 いやはや美味しかったご馳走様でした。

 その足でまっすぐ向かうと5分で次の店に着きますが、店先の駐車場は満車、車をどこかに停めてきてから戻ってきてもいいのですが、店先の写真に車が写ってしまうしな。
 いったん行きすぎて、近くのコンビニで休憩した後に戻ってくると駐車場が空いていたので停めました。
 三代目味の大西@小田原市荻窪、先月か先々月に閉店した味の大西大井町店の店主さんのご子息がオープン、って、なんで同じお店で再開しないのかな。

 味の大西で初めてであった券売機、醤油ラーメン、酢ラーメン、野菜ラーメンの3種類、酢ラーメンは大井町店限定メニューだっただけに「もう食べられないのか」と泣いていた矢先の復活、初訪問なのにどっちを食べるか悩んでしまった。
 小田原系でイチオシメニューのワンタンメンが左端なのが流石といった感じ、続けてラーメン、チャーシュー麺、チャーシューワンタン麺の順番に並んでいます。

 カウンターは3席と5席で店内奥側にはテーブルを置けるスペースがあるにも関わらず空けたまま、空いたスペースで席が空くのを待ちます。
 この、テーブル席が無いというのも小田原系で初めてかも、いずれオペレーションが落ち着いたらテーブルを置くのでしょうか。
 10分ほど待ってカウンター席右側へ、目の前では店主さんとお母さん(元大井町店の女将さん)が手伝っていました。

 5分ほどしてチャーシュー麺850円、2軒続けてワンタンメンでも良かったんですけどね。
 直系小田原系のスープは甘味さえ感じるトンコツ出汁に真っ黒ながら塩気を抑えた醤油ダレのスープ、ほほぉ、開店一ヶ月でここまでの出来には驚きました。
 室伏製麺の平打ち縮れ麺が実にスープによく合います、お店の近くに住んでいる人、特に小田原市役所の人が羨ましい。
 「小田原系の中では」という狭いくくりをすれば、スープの味わいは薄めに属しますが、普通のお客さんはあちこち食べ歩いたりしないですから。

 一般的には厚め、小田原系としては薄めの切り出しになるチャーシューが五枚、このチャーシューの旨さこそが小田原系なんですね。
 メンマは数本でしたが茹でモヤシはたっぷり、茹でワカメ、刻みネギ、と値段相応の美味しさです。
 途中から自家製と思われるラー油を数滴、酢を2回しほど掛けると個人的な好みの味になってさらに美味しくなります。
 思わずスープを飲み干してしまいそうでしたが、踏みとどまってご馳走様でした。

 戻ってきてゆっくり、明日に向けて早く寝ないと。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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