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【グラニュース】


進撃のBBQ

2012年7月19日 紙面から

 名古屋グランパスは18日、練習後に異例の“決起集会”を開いた。6月にキャンプを張った岐阜県飛騨市からお礼を兼ねて飛騨牛などの差し入れがあり、選手やスタッフ陣が総参加してバーベキューパーティーを開催。Jリーグでは前節を終えて首位と勝ち点7差の6位につけており、逆転優勝へ結束を強めた。

 赤鯱軍団に最高のパワーが注入された。飛騨の町おこしグループ「古川ふれあい協議会」がグランパスの練習拠点・愛知県豊田市まで持参したのは、飛騨牛の串250本に加え、天然のアユ200尾、団子300本、そば200人前。大量の飛騨名物のプレゼントが2時間あまりで選手らの胃袋に消えた。アユが大好物のストイコビッチ監督は「全部オイシイ」と塩焼きを片手に満面の笑みだ。

 グランパスでは練習後に選手が集まって食事会が開かれることはあまりないが、昨夏にも一度、決起集会が催された。それ以降驚異的なペースで勝ち星を積み上げ、優勝した柏と勝ち点1差の2位まで追い上げた。真夏のバーベキューはまさに進撃の“合図”。久米一正GMは「飛騨のみなさんのご厚意に感謝し、結束を強めようという意味です」と語った。

 同協議会の山崎隆章さん(50)は「グランパスが前回飛騨でキャンプを張った2010年は優勝した。今年も再現を期待したい」と逆転優勝を切望する。これに対して選手会長のMF小川は、「飛騨のみなさんの期待に応えるには勝つしかない。優勝のチャンスはあるし、このバーベキューをきっかけに勝利を並べたい」と意気込んだ。

 飛騨キャンプ以降は3勝3分けで負けなし。不敗の“飛騨神話”と飛騨牛のパワーに守られ、グランパスがV奪回へ加速する。 (木村尚公)

 

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