大御所ビートたけしに対しても空気を読まないオードリー・春日の発言に、伊集院光「衝撃受けた」

16日に放送された「伊集院光　深夜の馬鹿力」（TBSラジオ）で、大御所ビートたけしを相手に空気を読まないオードリー・春日の発言に「衝撃を受けた」と明かした。

伊集院が取り上げた春日の発言は、たけしが選んだ様々な芸人が出演する番組「北野演芸館」（TBS）でのもの。オードリーは番組内のたけしとのトークコーナーで、「（オードリーの芸は）キュビズムだな」と褒められたが、それに対して春日は「何言ってるんだか全然わかりません」と返し、一瞬、変な沈黙が流れたのだという。

キュビズムとは、伊集院の説明によると、「一見、デタラメに見えるけど、色んな方向から見える全てをそこに計算し尽くして描く」というピカソの手法を指す言葉だという。オードリーの芸は「型が無いようで有る。有るようで無い」ため、それを指してたけしが「オードリーのネタはキュビズムだな」と褒めたのだ。

伊集院は、たけしが上記「キュビズム」のような教養に溢れるツッコミをした際、周囲はその元ネタがわからなくても流すというのが、芸能界の暗黙の了解だと思っていたが、春日が空気を読まず、暗黙の了解に反する行為をしたことに衝撃を受けたのだ。

伊集院はかつて、たけしに「大塩平八郎じゃねぇんだから」と言われたが、日本史にあまり詳しくない伊集院は、春日と同様、意味がわからなかったという。しかし、「多分たけしさんが合ってるんだろうな」という空気に流され、春日のように「何言ってるんだか全然わかりません」とは言えなかったと、過去の経験も明かした。

そんな経験もあってか、伊集院は、このたけしと春日のやりとりを「いつもTV番組は消してしまうけど、これは永久保存版」とまで絶賛している。

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