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大飯原発4号機 臨界に達する
7月19日 6時11分

福井県の関西電力大飯原子力発電所では、今月9日に「フル稼働」に達した3号機に続き、4号機が19日午前6時ごろに、核分裂が連続して起こる「臨界」に達しました。
4号機は作業が予定どおり進めば、早ければ21日に発電を開始し、25日にはフル稼働になる見通しです。

関西電力は、今月9日に「フル稼働」に達した大飯原発3号機に続き、4号機でも、18日午後9時から、牧野経済産業副大臣の立ち会いのもと、運転員が制御棒を引き抜くためのレバーを操作し、原子炉を起動させました。
その後も作業が進められ、19日午前6時に、原子炉で核分裂が連続して起こる「臨界」に達したことが確認されました。
4号機は「臨界」に達したあと、早ければ21日に発電を開始して、25日には「フル稼働」に達する見通しです。
大飯原発3号機に加え、4号機もフル稼働に達すれば、関西電力の最も出力の大きい原発2基が運転することになり、政府は、節電目標の見直しについて、中部電力や北陸電力、それに中国電力管内の数値目標を解除する見通しを示しています。
大飯原発を巡っては、専門家から「地下の亀裂が活断層かどうか判断するために調査が求められる」といった指摘を受け、保安院は18日、関西電力に現地調査を行うよう指示しましたが、一方で保安院は「活断層だという明確な指摘はなく、原子炉の停止は求めない」としています。

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