(2012年7月18日 16:05)
来月にも宮城県石巻市から震災がれきの受け入れを始める北九州市は、受け入れに必要な処理費や風評被害の対策費を盛り込んだ補正予算案を、18日に始まった臨時市議会に提出しました。
補正予算案の総額は8億5082万円で、内訳はがれきの焼却や灰の埋め立てに約6億1900万円、放射性物質の濃度の測定などの安全対策に約1億4600万円、風評被害の防止対策に約8400万円です。
議員からの質疑では、万一風評被害が発生した場合の市の補償について問われました。
北橋市長は「国による全額補償を前提としながら、焼却場でがれきを燃焼させることで発生する発電の利益9500万円で処理し、市民の負担はない」と答弁しました。
このほかに、チェックを徹底するためがれきの放射能物質の濃度などを石巻市で業者が毎日測定し、市議員も立ち会うことが報告されました。
補正予算案は19日に可決される見通しです。
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