大津・中2自殺:「葬式ごっこ」記載も 2回目アンケに
毎日新聞 2012年07月10日 23時35分(最終更新 07月10日 23時56分)
大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題で、市教委が在校生を対象に同11月に行った2回目のアンケートに、「葬式ごっこ」「自殺の練習と言って首を絞める」との記載が含まれていたことが分かった。市教委が10日、記者会見で明らかにした。これらの記載内容は生徒の遺族に伝えていなかったという。【千葉紀和】
市教委は第2回アンケートの結果について同12月、学校から報告を受けたが、「新たな情報はない」と説明を受けたため見落としていたという。一連の問題を受けて、今月6日に回答を再確認した際、記載を見つけたという。
二つの具体的記載は同じ生徒が伝聞として回答していた。ただ、市教委が今月9、10の両日、回答した生徒や「葬式ごっこ」という言葉をこの生徒らに伝えたとされる生徒に確認すると、「(葬式ごっこなどは)見ていない。葬式ごっこという言葉も使っていない」と答えたという。