大津いじめ自殺:文科省が職員派遣検討 市長から要請

毎日新聞 2012年07月12日 22時37分

 大津市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題で、文部科学省は12日、大津市に職員を派遣する検討を始めた。自殺の原因を調査する第三者委員会の設置などを支援する。同日、越直美市長から文科省に要請があった。

 文科省によると、派遣される職員は再調査支援のほか、省内との連絡にあたる。現在、派遣する時期や業務内容、職員の人選を進めている。児童生徒課は「学校が正常な状態に戻ることを支援したい」と話している。

 児童生徒の自殺に伴う第三者委員会は、これまで、札幌市立中学2年の男子生徒が飛び降り自殺(11年8月)▽鹿児島県出水市立中学2年の女子生徒が飛び込み自殺(同9月)の2件で設置されているが、いずれも文科省から職員は派遣されていない。【石丸整】

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