勢いにのってもう一話投稿。本当はもう少し長かったはずなんですけどね…
その後、俺と美嶋は図書館に移動した。
図書館などの男女共用にする必要のあるものは、敷地内の男子部女子部の境界線上に建てられている。
美嶋が「これ以上男子部は無理」と(実際は違うふうにだが)言ったのでここに来た。さすがに少しやりすぎたようだ。イジメ、いくない!
「……落ち着いた?」
「…はい……」
俺たちは勉強用の幅広い机に、向かい合せになって座った。
「あたしもケンプファーなんです」
慣れた場所で幾分か回復してきた美嶋が、右腕にはまっている腕輪を見せながら語った。
「これ、誓約の腕輪っていうんだそうです」
「らしいね」
「ケンプファーの証だそうです」
「俺もあるけど……」
美嶋の顔を穴が開くほど見つめて。
「ほんとに今朝の?」
「……はい」
美嶋は再び顔を赤くして。
「あれ、あたしです……」
「なんかすごいことばっか言ってたが」
「……はい」
「死ねとか」
「……はい」
「ぶっ殺してやるとか」
「……はい」
「蹴り殺してやるこのド畜生がッとか」
「それは言ってません……」
どさくさにまぎれてはいと言うかと思ったけど、案外冷静だ。
「ケンプファーになるといつもああなのか?」
「……はい」
「……過激だな」
「……もういじめないでください!」
美嶋は今にも泣き出しそうだった。というか泣いていた。
「あたし変身するとすごく気が大きくなっちゃって、下品なことばっかり言っちゃって。ウォーズさんにあやまろうと思って…」
いい加減そのネタやめようよ……。
「もうすぎたことだから気にすんな。あと俺の名前は瀬能ナツルだから」
俺は、多少引きつりながらも笑顔を作り安心させようとした。
ちなみに美嶋は俺のことを沙倉から聞いたそうだ。名前も聞いとけよ…。
「ケンプファーになると身姿だけじゃなく、性格も変わるんだな」
「そうなんです……」
彼女は涙をにじませながら顔を上げる。
「登校中にいきなり変身しちゃって、撃ちたくなって誰かいないか捜していたら瀬能さんたちが……」
物騒な話しである。
「攻撃をやめたのは?」
「味方だとわかったからです」
「?」
「腕輪の色が青なら味方なんです。敵は赤です」
「ほぉ…」
俺たちは連邦軍か……
「なんでそんなに詳しいんだ?」
「ぬいぐるみさんが教えてくれました。臓物アニマルのセップククロウサギです」
とりあえず、ハラキリトラは帰ったら吊るし上げよう。
「最初のうちは変身はランダムです。近くにケンプファーがいると、引きずられて変身するみたいですけど」
連鎖反応みたいなもんかな。
「武器はどうしてたんだ?銃を消してみせたが…」
「ケンプファーには三種類の武器があるんです。『銃』『剣』『魔法』です」
「それぞれ何ての?」
「銃,剣,魔法です。瀬能さんは何ですか?」
そういえば俺も知らない、(やばいんじゃないか?)どれがいいかと聞かれたら剣かな。両手用のゴツいバスターソードで武神覇漸!とかやってみたい。ヴィンみたいに銃でクイックドロウもいいな。
「こんなに男の子と話したの初めてです……」
色々考えている間に美嶋が喋り始めた。
「瀬能さんのこと教えてもらっていいですか?」
「いいけどかわりに美嶋さんのこと教えてくれよ」
「……あの」
彼女はためらいがちになると、
「紅音でいいです。クラスメートも、みんなそう呼びますから」
男の人に呼んでもらったことはないですけど……と彼女は顔を赤面させて今にも消え入りそうな声で言った。
なにこれ、すごい可愛いんですけど。
「じゃあ俺もナツルでいいよ」照れくさくなったので壁の時計を見ながら言った。そろそろ昼休みも終わりか。
「わかりました、ナツルさん。あたし、ほとんど図書館にいるので、なにかあったら話しかけてください」
ゲームのキャラみたいだな…一定の場所にいるって。
「じゃあさっそくいいかな…」
「はい?」
「俺と付き合ってくれ」
服屋に
「えぇ!?」
紅音は目をしばたたかせて、見る見る赤くなっていった。明らかに勘違いしとる…。
「あの……その………ナツルさんとは今日……はじめて会ったばかりで………えっと……」
むう…猛烈なラブ臭が……。
「勘違いしてるようだけど買い物にだから」
「はい?……」
紅音は見る見るうちに落胆していった。俺が悪いのか?
「じゃ・じゃあ頼んだよ、紅音ちゃん」そう言って背を向けたら――――――
「よークソ野郎。あたしをちゃん付けで呼ぶとはいい度胸だ」
後頭部に固い感触がした。
ネタばらし
ジーパン
太○にほえろ、この世代じゃないんだけどなぁ…
そうだね、プロテ…
パッション○良、このネタ知ってる人少なくなったかな…
ウォーズさん
筋肉マン、もう説明しなくていいでしょう。
少しずつお気に入りに追加してくれてる人がふえてるみたいなので、期待を裏切らないよう頑張りたいと思います。
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