朝目覚めたら女になっていた。
「いやいや」
ありえねーだろ普通、どういうことだよなんか胸でけーし尻もでけぇ、つーかなんでセーラー服なんだ?しかもうちの学校のじゃねーか。
「夢…ってわけじゃなさそうだな」
寝てる間に改造でもされたんだろうか、ならばなぜ仮面ライダーにしてくれなかったんだ。
「いや、新造人間やロボ超人もすて難い」
「何の話をしてるんですかあなたは」
「!!」
どこからかツッコミが聞こえてきた、一人暮らしの俺の部屋なのに誰が喋ったんだ?ま・まさか…
「今まで眠っていた俺のもう一つの人格が目を覚まして…!」
「そんなわけないじゃないですか、こっちですよ。こっち」
まあ多重人格じゃないとは思ってはいたがな,そう考えて声のする方を見てみると…ぬいぐるみ?
「あなたなかなかにおかしな人ですねぇ」
やれやれ、っといった感じに言われた。顔にヤクザ傷があって、片目がアイパッチでふさがれている上に腹から内臓はみだしたトラにおかしいと言われた。
「発表直後から株価が下落してるメーカーの製品が人をどうこう言ってんじゃねーよ、俺が女になったのはどういうわけだ。お前が喋ってんのと関係あんのか」
「右腕を見てください」
言われて右腕を見たら、薄く青色に発光している腕輪がはまっていた。
「それは誓約の腕輪です。腕につけることによって「オラァ!」」
バキッ!
とりあえず壊そうと思って机の角に思いっきり叩きつけたがびくともしなかった。つーかイテぇ
「乱暴な人ですねぇ。話は最後まで聞いてくださいよ」
ハラキリトラがアイパッチをこりこりと掻きながら言った。
「誓約の腕輪は滅多なことでは取れません、戦士じゃなくなっちゃいます」
「ケンプファー?」
けったいな名前だ、もっとかっこいいのはなかったのか。
その後も色々聞いたがわかったのはケンプファーとして敵と戦う為に女になることと、男に戻る為には今の所、気絶かランダムしかないということぐらいだ。
「油断させたところでボディブローたぁいい度胸だなコラ」
「すぐに元に戻りたいと仰いましたから」
いきなり殴られると予想できるわけねーだろ。
「どうでもいいが、何でお前先代のしずかちゃんの声なんだよ。もう少しトラっぽい声で喋れよ」
「そこはほら、大人の事情というやつですよ」
なんだよ大人の事情って
「分からないんですかぁ?あ~…」
ハラキリトラは少し考えるような素振りをしてから言った。
「ナツルさんはバカなんですね」
とりあえず傍にあったはさみで内臓を四分割にしてやった。
久しぶりに焼肉が食いたいな。
この小説のナツルさん結構過激です。そして荒くれ入ってるかもしれません
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