NHK福島県のニュース 福島放送局
子どもたちの絵を二科展へ
原発事故の影響を受けた南相馬市の小学校で、子どもたちが「未来の夢のまち」をテーマに互いに協力して大きな絵を描きました。
この取り組みは、被災地の子どもたちを元気づけようと、芸術団体「二科会」に所属する画家たちが去年から行っていて、ことしは、福島第一原発の30キロ圏内に校舎があり、ことし2月下旬まで市内の別の小学校に避難していた南相馬市の石神第二小学校で行われました。
小学校では、5年生と6年生およそ75人が、3つの班に分かれて、画家の指導を受けながら絵を描きました。
テーマは「未来の夢のまち」で子どもたちは、協力しながら絵の具を使って色を塗り太陽の光をたくさん浴びているソーラーパネルでできたピラミッドや、空の上に水族館や家がある街を表現しました。そして、3つの班が描いた絵を組み合わせると、縦3メートル横8メートルの1枚の大きな絵が姿を現しました。
小学6年生の女の子は「楽しいです。南相馬がみんなが笑顔でいられる街になればいいです」と話していました。また、この小学校出身の画家で二科会の理事を務める中島敏明さんは「放射能の影響で我慢することも多いと思いますが、子どもたちの笑顔が見られてよかったです」と話していました。
子どもたちが描いた絵は9月に東京で開かれる「二科展」で展示されます。
07月18日 19時06分
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