最終更新: 2012/07/18 21:42

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滋賀・いじめ自殺 中学校で緊急説明会 学校への不信の声相次ぐ

警察の家宅捜索から一夜、滋賀・大津市で中学生が自殺した事件で、市の教育委員会は、いじめが要因だったと認めた。
教育現場への強制捜査という異例の展開を見せる中、隠ぺいを繰り返してきた学校や教育委員会には、不信感が広がる一方となっている。
足早に男子生徒が自殺した中学校へと向かう保護者たち。
緊急の保護者説明会が開かれるということで、生徒の親たちが続々と集まってきていた。
12日午後7時から、自殺した男子生徒の父親などが出席して、緊急保護者説明会が開かれた。
参加した保護者からは、学校に対する不信の声が聞かれた。
12日午後9時すぎ、参加した保護者は「学校教育とはこんなもんかと、民間から見たらそう思いますね」、「確実にわれわれの心に響くような、ちょっと答え、返事はあまりなかったなということで、ちょっと残念な説明会でした」などと話した。
これまで、いじめと自殺との因果関係は不明としてきた大津市教育委員会だが、12日の会見で「いじめも要因の1つ」と初めて認めた。
12日午後4時、大津市教育委員会の澤村憲次教育長は「自殺の要因には、さまざまな要因が考えられるという」、「現実いじめがあったということも、その中に入っていると、このように認識しているところでございます」と話した。
一方で「いじめだけが原因ではない」と話し、自殺との因果関係は判断できないとする従来の主張を繰り返している。
大津市教育委員会の澤村憲次教育長は「いじめと自殺については、因果関係そのものについて、判断できないというふうに申し上げているわけです」と話した。
2011年9月の体育大会で、同級生3人が自殺した男子生徒の手足を鉢巻きで縛るなどした暴行の疑いで、11日、教育現場への異例の家宅捜索に踏み切った滋賀県警。
その理由について、捜査幹部は「訴訟用の資料しか出さない。非公開としている資料も出してもらい、調べなければならない」、「強制捜査でないと、全て出ないと判断した」としている。
捜査関係者も指摘する、学校と教育委員会の隠ぺい体質。
警察は、暴行した疑いが持たれている同級生3人や、目撃した生徒への事情聴取を、夏休み期間などに集中して行う予定で、8月にも立件できるかどうかの判断をするとみられている。

(07/13 00:48 関西テレビ)


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