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いじめ経験、大津市長涙 対応不十分認める 中学生自殺

2012年7月7日

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写真:定例会見で涙を拭う越直美・大津市長=大津市御陵町の大津市役所拡大定例会見で涙を拭う越直美・大津市長=大津市御陵町の大津市役所

 大津市立中学校の男子生徒(当時13)が自殺した問題で、同市の越直美市長は6日の定例会見で、市教委が「(生徒が)自殺の練習をさせられていた」などとする生徒のアンケート回答を公表していなかったことについて「最初に十分な調査、公表ができていれば、ここまで問題が大きくなることはなかった」と話し、当時の市教委の対応が不十分だったことを認めた。

 越市長は3月、生徒の通っていた学校であった卒業式に来賓で出席し、自身も過去にいじめを受けていた体験を告白していた。会見の冒頭から涙を流し、「1月に就任してからもっと早く、外部調査をするなどの対応をすべきだった」と述べた。市教委に代わり、市長部局の中に大学教授や臨床心理士、弁護士など第三者による調査委員会を立ち上げ再調査する意向を明らかにし、調査委の調査結果次第では、いじめと自殺の因果関係を認める可能性にも言及した。

 この日は滋賀県の嘉田由紀子知事も会見で「ひとごととは思えない。ご家族の方も大変つらいと思う」と声を詰まらせた。嘉田知事は、大津市が設ける予定の調査委員会との情報共有や問題の再発防止を目指し、県教委と県健康福祉部を中心とした「緊急対策チーム」をつくり、大津市にも参加を呼びかけ、来週にも初会合を開く考えを示した。

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