択捉の新空港、露が来年運用開始…実効支配強化

【モスクワ=寺口亮一】ロシア極東サハリン州政府は17日、インターファクス通信に対し、北方領土・択捉島で建設中の新空港について1800メートルの滑走路が2013年に完成し、運用を始めると明らかにした。  さらに14年には滑走路を2400メートルまで延長するという。  択捉島では太平洋側にある旧日本軍の飛行場が利用されてきたが、濃霧のため欠航が相次いでいた。新空港は天候が比較的穏やかなオホーツク海側にある。ロシアは大型機の離着陸も可能になるよう空港を整備し、本土との往来を密にすることで実効支配を強化する狙いだ。

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