茅野署は17日、茅野市の50代の無職男性が、競馬と競艇の当たり券情報が提供される名目で約1350万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。同署は詐欺事件とみて調べている。
同署によると、男性は2月下旬、競馬と競艇の当たり券の情報をそれぞれ提供するとかたる東京都内の会社2社をインターネットで知り、電話で連絡。「万馬券の情報等を提供します」などと言われ、3月上旬から下旬にかけ9回にわたり、競馬の会社に約900万円、競艇の会社に約450万円を、インターネットバンキングや茅野市内の金融機関窓口で両社から指定された銀行口座に振り込んだ。競馬の当たり券情報は得られず、競艇の予想も一度しか得られないまま(結果は外れ)、4月には両社とも連絡が取れなくなった。
男性は弁護士に相談し、17日、同署に被害届を提出した。