福島第一原発4号機の使用済み燃料プールから、試験的に燃料を取り出す作業が始まりました。最終的にすべての燃料をプールから取り出すために、その手順や燃料の状態を確認するのが主な目的です。
4号機の燃料プールには、使用済みの燃料と未使用の新燃料が入っていますが、今回取り出すのは放射線を出していない未使用の燃料です。小型クレーンで引き揚げてから輸送容器に入れ、大型クレーンで降ろします。福島第一原発4号機の使用済み燃料プールには、1500体を超える燃料集合体があり、東京電力は、来年末までに本格的な取り出しを始める計画を進めています。18日午前、1体目の燃料が水面からつり上げられました。今回は、その燃料の状態を確めるのが主な目的だということです。