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来年3月の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の概要が17日までに明らかになった。4チームで行う第1ラウンド(R)では、第1回大会準優勝のキューバとの同組が有力。日本3連覇への道のりは、いきなり強豪国との激突で幕を開ける。また、今回は第1Rに加え、第2Rも日本国内で行うことが決定的。最大7試合のホーム開催は、侍ジャパンに強い追い風となりそうだ。
ディフェンディング・チャンピオンの前に、キューバが立ちはだかる。3月上旬に日本国内のドーム球場(未定)で開催される総当たりリーグ戦の第1Rで、日本はキューバ、中国と同組に入ることが濃厚になった。もう1か国は今秋の予選ラウンドを勝ち上がってきたチームになるが、主要国際大会で多くの栄冠に輝く「赤い稲妻」が最大のライバルなのは間違いない。
日本は過去のWBCでキューバ相手に3戦全勝。06年の第1回大会は決勝で退けて世界一に輝くと、09年の第2回大会第2Rでは2戦連続完封勝ちを収めて、連覇への踏み台とした。だが、油断はできない。前回大会では、攻撃の際にベンチから声を出して配球を伝達するなど、勝利のためには手段を選ばない相手。侍ジャパンは11月16、18日の強化試合で2連戦を予定するが、結果を踏まえ、あらためて対策を練る必要がある。
従来、第1Rは「アジアラウンド」として開かれ、日本の相手はアジア諸国に限られていた。が、前回大会で、決勝を含めて日本―韓国戦が5試合も行われる偏りが出た。予選を新設し、参加国も16から28に増やした今大会では、第1Rで初めて日本と韓国を別組にするなど組分けを調整。キューバとの黄金カードが実現した。
王者ならではのアドバンテージも用意された。過去2大会で第2Rは米国内を中心に開催されたが、今回は初めて日本も舞台となる。会場は東京ドームが決定的だ。4チームで争う第2Rは前回大会同様に、2敗したら終戦の敗者復活(ダブルエリミネーション)方式を採用する方針を固めている。
大会を主催するWBCインク(WBCI)のポール・アーチー副社長は「日本のファンは最大7試合、日本代表チームが世界一のタイトルを防衛する戦いを、目の前で観戦できる。近いうちに公式に発表したいと思う」とコメントした。侍ジャパンが米国で戦うのは、準決勝、決勝の2試合だけ。選手の調整も比較的容易になる上、ファンの声援も追い風になる。
ただ、大会準備が着々と進む一方、NPBとプロ野球選手会の足並みがそろわない。既にNPBは参加を表明しているが、選手会は、WBCIが持つ代表チームのスポンサー権の帰属など、待遇改善が認められない限りは不参加という姿勢を貫いている。20日に開かれる選手会の臨時総会でWBC問題が協議されるが、対応に変化が出るか注目が集まる。
◆WBCを巡る動き
▼11年7月22日 選手会が臨時総会で第3回大会への不参加を決議。代表チームのスポンサー権と関連グッズのライセンスを持つ権利を求めた。
▼8月18日 NPBと選手会が共闘態勢を確認。
▼9月9日 日本ハム・島田代表(NPB国際関係委員長)らがニューヨーク市内で主催者と交渉。
▼10月7日 オーナー会議。日本代表チームの常設化、3月10日に東京Dでの台湾代表戦(秋山代表監督=ソフトバンク)開催を決議。
▼同15日 楽天・島田オーナー(オーナー会議議長)がニューヨークで主催者側と会談。
▼12月1日 オーナー会議。NPBが第3回大会参加を正式表明。
▼同8日 選手会定期大会。待遇改善を求める従来の姿勢を確認。
▼12年3月10日 侍ジャパンが常設化して初の対外試合で台湾代表に9―2で勝利。
▼4月24日 NPBと選手会が事務折衝。選手会の強硬姿勢変わらず。
▼7月9日 実行委で、8月下旬までに代表監督決定の方針が固まる。
(2012年7月18日06時05分 スポーツ報知)
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