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【ゴルフ】

藤本佳則「世界でも大暴れだ」

2012年7月18日 紙面から

日本人初のルーキーでの全英オープン予選突破を狙う藤本佳則(寺西雅広撮影)

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 【リザムセントアンズ(英国)寺西雅広】ルーキーの藤本佳則(22)が日本人初の快挙に挑む。今季男子メジャー第3戦・全英オープンが19日に開幕する。初出場の藤本は17日、会場のロイヤルリザム・アンド・セントアンズGC(7086ヤード、パー70)で練習。日本人では初となるルーキーでの全英予選突破を目標に掲げた。日本でも1年目で日本タイトルを制した大物新人が、世界のメジャーでも暴れ回る。

 日本に続き世界のメジャーでも快挙に挑む。今季の日本ツアー選手権を勝って史上初めて新人で国内メジャーを制した藤本。次の照準は、ルーキーでの全英予選突破だ。

 「全英に出たことがないので、予選通過を目指したい。こういうコースでどういうゴルフができるか。楽しみです」

 新人の全英出場は2010年の薗田峻輔に続き2人目。出るだけでも快挙だが、さらに決勝に進めば日本人では初だ。学生時代に数々の国際大会を経験してきた藤本も、さすがにメジャーは「緊張しますよ」と身震いするが、「その中でどんなプレーができるか」と気負いなく意気込みを口にする。

 攻略に向けた作戦も練っている。たこつぼ型のバンカーが多いリンクス用に、ロフト角59度のサンドウエッジを用意。まだ使用を決めたわけではないが、「球が上がりやすい」と投入を検討。硬いグリーン周りにも「普段はあまりやらないけど、ボールを転がすのもいい」と攻め方を思い描く。

 予選では今年のマスターズを制したB・ワトソン(米国)と同組。米国屈指の飛ばし屋とのペアリングに「ドライバーを見たい」と目を輝かせながらも、「興奮はしませんよ。試合は試合」ときっぱり。大舞台にも物おじしない22歳。日本を席巻するルーキーが、世界でも実力を見せつける。

 

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