U—23日本代表は16日未明に出国し、同日に英国入りした。ロンドン五輪にオーバーエージ(OA)枠で出場するDF吉田麻也(23=VVV)は早くも〝汚名返上〟に燃えている。日本代表FW香川真司(23=マンチェスター・ユナイテッド)らが出場し、歴史的惨敗を喫した2008年北京五輪を戦ったイレブンのリベンジを果たすという。
守備力強化のため、OA枠で選出された吉田は珍しく、真剣な表情を見せた。日本代表として臨んだW杯アジア最終予選(6月)で負傷した右膝は完治し、五輪本大会には万全の状態で臨むが、自身2度目となる五輪に向けて、重い決意を明かした。
「日本の代表として、ああいう情けない戦い方は絶対にしたくない。あんな負け方は絶対に許されない」。吉田は3戦全敗に終わった4年前の北京五輪の悔しさをロンドン五輪で晴らし、汚名返上するというのだ。
北京五輪の代表には吉田の他に、香川、MF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)DF長友佑都(25=インテル)FW岡崎慎司(26=シュツットガルト)ら現在のA代表の主力組が名を連ねていた。そんなタレント集団にとって、最大の屈辱。そこで吉田は北京組の代表としてロンドンの舞台に乗り込もうと考えたという。
そんな吉田が特に意識しているのはマンUに移籍した香川だ。同級生で普段から親交は深いうえ、香川本人は最後までロンドン五輪出場に意欲を見せたが、日本サッカー協会は疲労などを考慮し、招集しなかった。もちろん五輪出場を熱望した本田を始め、他イレブンの雪辱を果たす構えだ。
吉田は「2度目のチャンスを頂いたので(メンバーから)外れた選手の分まで戦わないといけない」と鬼気迫る様子で決意を口にしたが、北京五輪をともに戦ったイレブンの意向も背負う。さらに「だからこそ初戦に全てをかけるつもりでやりたい」と大会の行方を左右するスペイン戦(26日)に照準を合わせた。
惨敗した北京五輪後、多くのイレブンが海外へ進出した。これも北京の屈辱を晴らすため。まずは吉田がロンドンで本田や香川の分まで、躍動するに違いない。
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