2012年07月18日

植繊機と木質ペレットと竹ペレットの可能性 これを読めば明るくなる

植繊機とはその名の通り植物を繊維にすることができる極めてすぐれた加工機械だ。神戸製鋼の子会社の神鋼造機が特許を有しているが、うわさによると「絶対に中国に輸出しない」そうである。理由は簡単、コピーをつくられる可能性が極めて高いからだ。

植繊機
http://www.shinko-zoki.co.jp/syokusen/bamboo/index.html

次にこちらのページをご覧いただきたい。
<引用開始>
木質ペレットは、県内の森林を育成する段階で伐採された間伐材を柱や板材に加工する際に発生する、かんな屑やおが屑などを高圧で押し固めて円筒形に成形した燃料です。大きさや形など規格が均一で、乾燥もしているため、液体燃料のように備蓄、取扱が容易という利点を有する優れた燃料です。家庭などの暖房用ペレットストーブの燃料として、また、農業用ビニールハウスや・温浴施設などの暖房加温用ペレットボイラーの燃料として利用されています。
<中略>
竹ペレットは、竹材に豆腐粕などの食品加工残渣を混ぜ、圧縮によりペレット化した飼料です。この竹ペレットは、一般的に利用されている乾草(アルファルファヘイキューブ)と栄養価がほぼ同等で、乳牛など反芻動物の家畜飼料として利用しても、乳質や健康に問題がないと、県畜産試験場からのデータが出されております。
<引用終了>
http://www.emk.jp/katudou/web-mori/no25/web-mori-bio.html

上記ホームページでは「暖房用」と限定しているが、木質ペレットでの集中冷暖房システムは何年も前に開発されている。

◆間伐材ペレットで集中冷暖房  (日本経済新聞掲載) 2007.10.02
全国初の民間住宅の集中冷暖房として、安成工務店が建設中の戸建て住宅団地「安岡エコタウン」が日本経済新聞に取り上げられました。
http://www.yasunari.co.jp/news/detail/index.php?id=1444

2007年の報道である。時の政府はバイオマスの方向性を国民が共有してしまうことは石油離れ、アメリカ離れにつながり、既得権益集団にたたかれるのを恐れ、この領域の発展に「待った」をかけていたのであろうか。

竹に話を戻す。植繊機により繊維状に加工された竹は動物が消化できる「食料」となる。同じイネ科の植物のサトウキビを植繊機で加工してパウダーにすれば、立派な「食料」となる。沖縄や南の国に住む人々にとっては朗報のはずだ。

さらに、である。筆者はピラミッド・ストーンによる防災強化を提唱しているが、同サイズ1m×1m×1mのプランターを世界標準にすべきと提唱していきたい。東京ディズニーランドのワールドバザール内の樹木は大型プランターに植えられたものだ。1立方メートルサイズとその4倍サイズのプランターをつくり、先進国でトウモロコシやサトウキビの種をまき、あるいは実のなる木を植樹しアフガニスタンなどに届けるのだ。

そのプランターはそのまま「沃土」として以後も活用され、農業の発展につながるはずだ。植繊機により、食生活も豊かになるに違いない。

「植繊機」「木質ペレット」「竹ペレット」の可能性について書いてきたが、特に孟宗竹などの竹(竹の子の皮が落ちないものは笹という)は基本的には欧米には存在しない。無価値のように思われている竹であるが、食料にもなるし、竹エキスのような良性のホルモンとして人間の身体をサビさせない働きも有している。日本の「竹力」が世界を圧巻する日が来ると筆者は信じて疑わない。
posted by M.NAKAMURA at 15:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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