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東京都 近く尖閣上陸申請で調整
7月18日 13時50分

沖縄の尖閣諸島の購入を検討している東京都は、現地調査を行うため、近く島への上陸許可を国に申請する方向で調整に入りました。

東京都は、尖閣諸島の購入に向けて資産価値や活用方法を検討するため、島に上陸して現地調査を行うことにしています。
東京都が購入を検討している尖閣諸島の魚釣島と北小島、南小島の3つの島については、国が地権者と賃貸借契約を結んでいて、島への上陸には国の許可が必要になっています。
これに対して、東京都は、地権者からの同意を得て近く島への上陸許可を国に申請する方向で調整に入りました。
そのうえで、沖縄近海を台風が通過するケースが増える前の来月下旬にも島に上陸したい考えです。
尖閣諸島を巡っては、野田政権も国有化するために島を購入する方向で地権者と交渉を進めていますが、東京都の石原知事は「都が購入したほうがスムーズに進む」として、まずは都が購入する考えを示しています。

官房長官“話あればその時点で判断”

藤村官房長官は、記者会見で「現時点で東京都から上陸申請は出されておらず、提出されることも承知していない。今後、具体的な話があれば、その時点で上陸の必要性や所有者の意向、尖閣諸島の平穏かつ安定的な維持管理を図るという目的などを総合的に勘案して、内閣で判断することになる」と述べました。

寄付金は13億6300万円余に

ところで、東京都が尖閣諸島を購入するために開設した専用口座には、17日現在で13億6300万円余りの寄付金が寄せられています。

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