巨人が17日、追いすがる阪神を振り切り、前半戦にして今季最多となる貯金20に到達した。先発ゴンザレスは5回途中3失点KOされたものの、打線は阿部、坂本が勝負どころで力を発揮。自慢の救援陣で1点のリードを守り抜く強さは本物。結果的にスタンドを埋め尽くす虎ファンに〝格の違い〟を見せつけた。
暑さに苦しむ投手陣を救ったのは、原監督が「(チームの)枢軸」と指名した坂本と阿部のバットだった。
まずは初回、長野の安打と2四球で一死満塁とし、阿部が阪神先発・岩田の3ボール1ストライクから投じた5球目、内角高めのツーシームを肘をたたみながらも力強く振りぬいた。「まずは走者をかえそうと力まずコンパクトに振ることを意識した」という打球は、一、二塁間をしぶとく破る2点適時打。腕や下半身の力だけでは打ち切れない、「体幹」の強さをフルに生かした一撃で先制点をたたき出した。
3回には坂本がパワーを見せつけた。安打で出塁した谷を一塁に置いた場面。内角低め141キロの直球をすくい上げた。中堅方向に上がった打球は右翼から左翼へ流れる浜風にみるみる乗って左中間席へ吸い込まれた。「しっかりボールを叩けました。手ごたえはありましたが、いい風に乗ってくれた」という8号2ラン。「チーム随一」といわれる、内角球のさばきに加え、若くしなやかな筋肉が生み出す体の切れが生み出した、坂本の長所が凝縮されたアーチだった。
「枢軸」がたたき出した4点。これを投手陣の総合力で乗り切った。先発ゴンザレスが5回に新井良に2ランを浴びるなど5回途中3失点で降板。夏場に強い助っ人の〝まさかの〟KOではあったが、その後、ベテラン左腕の高木康、そして変則右腕のルーキー田原らを投入し切り抜けた。
灼熱の甲子園。昼間の熱が、夜になってもマウンド上にはこもっている。投手陣の体力の消耗もすさまじいはずだ。夏場が大好きなゴンザレスですらスタミナ温存のため「5時間睡眠を夏場は8〜9時間は取っている」と語ったほどだ。そんな苦しい局面をベテラン、とルーキーが力を合わせて乗り切った。
積み重ねた貯金は前半戦だけで20。スタミナ勝負の夏場、巨人はチーム一丸で乗り切っていく。
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