中日にとってはまさかの展開だ。17日の広島戦、2—0で迎えた9回。満を持して投入した守護神・岩瀬がまたも大誤算。いきなり連打を食らうと、一死一、二塁から連続適時打で同点とされ、最後はサヨナラスクイズを決められ万事休す。竜の鉄人はマウンド上で天を仰ぎ、ベンチでは高木監督と権藤投手コーチが思わずため息をついた。
とはいえ、岩瀬ばかりを責められない。打線がもう少し得点していれば、このような展開は避けられていたはずだ。3回二死満塁では、主砲の和田が先制の2点適時打。相手エース・前田健からしぶとく得点。しかしその後は要所を締められ、追加点をあげられなかった。
なかなか調子が上がらない打線の中でも、特に心配なのが森野だ。この日は6番・三塁で出場したものの、6回のチャンスに凡退するなど4打数無安打。昨季までの勝負強さはすっかり影を潜めている。
指揮官はそんな森野をスタメンから外し、ドラフト1位の高卒ルーキー・高橋周を起用することが増えている。実は森野と高橋周の〝微妙な関係〟にチーム内の注目が集まっている。森野が高橋周に対し打撃や守備などのアドバイスを送ったり、食事に誘うことがほとんどないというのだ。
森野は東海大相模高出身で、高橋周は東海大甲府高からプロ入りした。学校は違うが、高校時代は同じ村中秀人監督から指導を受けた。いってみれば〝兄弟弟子〟。信頼し合っていてもおかしくないだけに、チーム関係者は「周平に指導しないのは、自分の地位がおびやかされないか心配しているからではないのか。森野は逆に不振に陥っている時こそ、人に教えてやった方がいい。そうすることで、自分の悪いところに気付くこともある」。
また「森野は周平をどんどん飯に誘って先輩として器量の大きさを見せつけてやった方がいい。そういう気持ちの余裕こそがスランプ脱出の近道になるよ」との声も。ライバルとなってしまった後輩に対し、キップのいいところを見せられるか…。
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