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【グラニュース】


三都主「ボクはまだやれる」

2012年7月18日 紙面から

宮本恒靖氏の引退試合に出場しドリブルでゴール前に切り込む三都主(中)=16日、ホームズスタジアム神戸で

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 名古屋グランパスのMF三都主アレサンドロ(34)が17日、現役への強いこだわりを口にした。16日にホームズスタジアム神戸で元日本代表DF・宮本恒靖氏の引退試合に参加。代表やレッドブル・ザルツブルク(オーストリア)でチームメートだった宮本氏の引退を発奮材料に「ボクはまだやれる」と気持ちを新たにした。

 1万5000人の観衆を集めて盛大に行われた宮本氏の引退試合。日本代表の中心として一時代を築いた男の引き際を、感慨を持って見つめていたのが三都主だった。「ツネ(宮本)とは家族ぐるみの付き合いをしてきた。ザルツブルクのときも困ったときはボクを助けてくれた」とちょっぴり寂しそうに語った。

 宮本氏は35歳でピッチを去った。三都主も20日に35歳の誕生日を迎える。サッカー選手として、「引退」がちらつく年齢に差しかかっていることは自覚している。「この年で引退した選手は多い」と三都主は言う。

 それでもこう付け足すのを忘れなかった。「まだ頑張っている選手もいる。柳沢も明神もボンバー(中沢)もそうだよね」。ともに日の丸を背負った戦士たちを例に挙げつつ、「ボクはまだやれる」と強調した。

 出場機会は年々減っている。今季のJリーグでは5月6日の川崎戦(豊田ス)で1試合先発したのみだが、この試合では高精度のクロスで存在感をアピールした。何より、三都主の心は全く折れていない。「練習は楽しいし、試合に向けていつも準備している。さすがに(40歳を超えても現役を続けている)カズさん、ゴンさんのようにはいかないと思うけどね」

 サテライトの試合でも決して手を抜かない姿勢は若手の鏡。かつてのMVP男は、燃え尽きるまでピッチに立ち続ける。 (木村尚公)

 

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