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【大リーグ】

松井解雇も!?地元紙伝える… 正右翼手間もなく復帰で崖っぷち

2012年7月18日 紙面から

インディアンス戦の9回、代打で見逃し三振に倒れたレイズ・松井=トロピカーナ・フィールド(共同)

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◇インディアンス3−2レイズ

 【セントピーターズバーグ穐村賢】松井、いよいよ崖っぷち−。レイズの松井秀喜外野手(38)は16日(日本時間17日)、本拠地でのインディアンス戦で2試合連続で最後の打者に倒れた。この日は2−3の9回2死無走者で代打出場し見逃し三振と、前日のレッドソックス戦に続き、一発出れば同点の場面でアピールに失敗した。17日にも正右翼手ジョイスが故障者リスト(DL)からメジャー復帰の見込みで、17日付の地元紙タンパベイ・タイムズ(電子版)が「松井が解雇されるかもしれない」と伝えるなど、より一層厳しい立場となってきた。

 最後のストライクがコールされると、松井は唇をゆがめ、渋い表情でベンチに下がった。「ストライクって言われたらストライク。いい球だった」。カウント1ボール2ストライク、守護神ペレスの外角から入ってくるスライダーに手が出ずに見逃した。前日は3−7の9回2死満塁で右飛に倒れ、2日連続で最後の打者。9回2死での出番に「もちろん難しい。でも、期待されて出されてるわけだから、何とかしたいところ」と気丈に話した。

 この日は、マドン監督の松井に対する信頼が薄れていることが如実に表れた。1点を追う8回2死一、三塁、一打同点の場面に代打で登場したコンラドは打率1割4分6厘。結果は、見逃し三振だった。これまで選手起用の意図を説明してきたマドン監督は「相手投手(ペスタノ)との相性を考え、松井よりもコンラドの方が打つ可能性が高いと思った。起用法をすべて伝える必要はないだろう」と語るにとどまった。松井はペスタノとの初対戦(5日)で左飛に終わり、コンラドはこの日が初対戦だった。

 果たして、25人のメジャー枠にとどまれるのか。「全然気にしていない」と話す松井をめぐる状況は、混沌(こんとん)としている。ジョイスはこの日、自身のツイッターで17日からのメジャー復帰を示唆。指揮官はジョイスの昇格に伴うメジャー枠をどう空けるかについて「まだ決めていない。これから話し合わなければならない」としたが、タンパベイ・タイムズ紙は「松井の解雇か、コンラドかライムス内野手のマイナー降格が考えられる」と伝えた。また、長期離脱中のフルド外野手も早ければ週末に昇格する可能性がある。

 2日に左太もも裏を痛めてから続く、代打待機の日々。その代打でも1番手から降格し、まだ守備には就けない。戦力外となる可能性を含め、今の松井には、いつ何が起こっても不思議ではない。

 

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