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【プロ野球】

隼太プロ初安打実らず 阪神借金10

2012年7月18日 紙面から

5回裏2死、伊藤隼が右前打を放つ

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◇巨人4−3阪神

 阪神ベンチは、リードを許している状況で今季初めて藤川を投入した。迷いはなかった。絶対に勝つ。和田監督が「なんとかチーム全体で勝ちにひっくり返そうとした」と話したように、まさに執念の采配。だが、結果に結び付くことはなかった。

 巨人戦6連敗。借金は今季初めて2桁、10となり、昨年6月8日以来の屈辱だ。巨人とのゲーム差は15まで拡大。プロ野球史上、逆転優勝の最大ゲーム差は1963年、西鉄の14・5。デッドラインを越えた。

 「選手は本当に必死になって追いかけたけど、最初の4点が重かった」

 和田監督が悔やんだように、先発・岩田が誤算だった。初回に3四球したように制球が定まらず2失点。3回には坂本に手痛い一発を被弾した。4イニングで4失点。左腕は4連敗で今季9敗目を喫し、「なんとか流れを変えるつもりでマウンドに上がりましたが、それができなくて申し訳ないです」と声を絞り出した。

 起爆剤としてドラフト1位ルーキー・伊藤隼を、開幕カード以来となるスタメンで起用した。ただ打線も爆発しなかった。フラストレーションがたまったファンからは、観戦して球場を後にする坂井オーナーに「おまえがやる限り勝てんわ!」などの罵声が飛んだ。

 もはや優勝うんぬん言える状況ではない。それどころか、暗黒時代のような低迷期が到来しようとしている…。 (島田明)

 

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