現在位置:
  1. 朝日新聞デジタル
  2. 政治
  3. 国政
  4. 記事
2012年7月18日0時7分

印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

大飯・志賀原発、断層再調査へ 活断層なら停止・廃炉

図:各原発の位置拡大各原発の位置

 関西電力大飯原発(福井県)の敷地内を走る断層が活断層である可能性が指摘されている問題について、経済産業省原子力安全・保安院は17日、専門家会合を開き、断層の再調査を関電に指示する方針を固めた。定期検査で停止中の北陸電力志賀(しか)原発1号機(石川県)も、原子炉建屋直下の断層が活断層である可能性が高く、北陸電に再調査を指示する方針。

 大飯原発では3号機が、東京電力福島第一原発の事故後、全国の原発で初めて再起動した。保安院は、再調査中は原発停止を求めないが、調査結果次第では停止しての大規模な工事が必要になり、今後の運転に影響するおそれがある。

 原発の重要施設は活断層の上に設置できないという国の基準がある。志賀原発の問題の断層は原子炉建屋直下にあり、活断層と判定されれば廃炉になる公算が大きい。再調査には少なくとも数カ月程度はかかるとみられる。

続きを読む

この記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。

無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら

PR情報
検索フォーム

おすすめ

実際の地震で揺れやすい町はどこか。人気の住宅地やオフィス街、繁華街は――。

高線量の土は放置、食品業界の独自基準は自粛を迫る…行政の不作為を問う。

東電の安全無視の経営姿勢と、それを許してきた国の責任を糾弾している。

いまも不安に揺れる住民と、東電の厚顔無恥。終わらぬ原発事故の最前線を追う。

「脱原発依存」を掲げた野田政権はなぜ、「再稼働」へと舵を切ったか?

真の豊かさの追求に必要なことはなにか。「定常型社会」とは。


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介
ドコモポイントコース

朝日新聞官邸クラブ 公式ツイッター