2012年 7月 17日
中国四国地方梅雨明け
気象台は17日中国・四国地方が梅雨明けしたと見られると発表しました。平年と比べて中国地方では4日、四国では1日早い梅雨明けです。17日の瀬戸内は高気圧に覆われて青空が広がり向こう1週間も晴れの日が多いと見込まれることから、気象台は中国・四国地方が梅雨明けしたと見られると発表しました。中四国ともに去年より9日遅く、平年と比べると中国地方で4日、四国で1日早い梅雨明けです。梅雨入りした先月8日から16日までの降水量は、岡山市、高松市ともに平年と比べ約1.6倍で、雨の多い梅雨シーズンでした。梅雨明けとなった17日の最高気温は高梁市で34.9度岡山市で33・6度高松市で33・4度など、各地で猛暑日寸前の暑い一日となりました。この暑さで美作市の林野高校では体育の授業中に生徒3人が体調不良を訴えるなど午後5時現在、岡山県で29人香川県で5人が熱中症の疑いで搬送されています。今後しばらくは最高気温が30度を超える日が続く見込みで気象台ではこまめに水分を摂るなど熱中症対策を呼びかけています。

美作市の銀行で強盗未遂
17日昼前美作市の銀行に包丁を持った男が侵入し、現金を奪おうとしましたが駆けつけた警察官に強盗未遂の疑いで現行犯逮捕されました。逮捕されたのは美作市江見の無職大塚國男容疑者(62)です。警察の調べによりますと大塚容疑者は17日午前11時50分頃自宅近くにある中国銀行江見支店に客を装って侵入しました。そして、応対した女性行員に刃渡り30センチの包丁をちらつかせ、持っていたカバンに現金を入れるよう要求しました。しかし、銀行からの通報で駆けつけた警察官によって数分後に取り押さえられ、強盗未遂の疑いで現行犯逮捕されました。当時銀行には客1人、行員5人がいましたがケガはありませんでした。警察の取り調べに対し大塚容疑者は「金が無く生活に困ってやった」と容疑を認めているということです。

セメント原料化を選択肢に
香川県豊島の汚染土壌の処理方法について香川県は水洗浄処理以外に、汚染土壌をセメント原料化する案を選択肢として加える考えを明らかにしました。豊島の汚染土壌処理については県が滋賀県大津市の業者と水洗浄処理契約を結んでいましたが地元住民の反発が強く、5月に契約を解除しています。このままでは国の公害調停が定める2016年度末までの完全撤去に間に合わない恐れがあることから県は、県外か、豊島の中で水洗浄処理する方法以外に汚染土壌をセメントの原料として利用する処理方法を選択肢として加えることにしました。今月29日の管理委員会に提案されます。

岡山の観光客大橋開通後最低
昨年度、岡山県を訪れた観光客の数は東日本大震災の影響で瀬戸大橋開通後、最低となったことが分かりました。岡山県の調査によりますと昨年度、岡山県を訪れた観光客は2337万1000人で、前の年度より7%減り、瀬戸大橋が開通した1988年以降で最低となりました。観光によって生まれた消費の総額は約1234億円で、約225億円減りました。観光客が最も多いのは倉敷美観地区で323万人、蒜山高原、玉野・渋川と続いています。またどこから来たかの内訳は近畿が最も多く45.2%、中国、四国と続き、この3つのエリアが全体の8割を占めます。岡山県は観光客が減った主な原因について東日本大震災で観光が控えられたことや去年6月に高速道路の無料化が終わったことなどをあげています。