簡単操作の動画キャプチャーツール!「CamStudio」。
CamStudio
● CamStudio
デスクトップ上の動作風景を、AVI / SWF 形式の動画ファイルとしてキャプチャしてくれるソフト。
指定した矩形領域 / 指定したウインドウ / デスクトップ全体 の動作風景を、AVI or SWF ファイル として
録画することができます。
録画した動画を任意の
コーデック
で圧縮する機能や、音声を同時に録音する機能、録画画面内に
「キャプション」 「注釈」 「ウォーターマーク」 等を合成する機能 などが付いています。
「CamStudio」 は、デスクトップ上の動作風景を録画してくれる動画キャプチャーツールです。
デスクトップ全体 / 指定したウインドウ / 指定した矩形領域内 の動作風景を、動画やフラッシュとして録画
してくれるというデスクトップレコーダーです※1。
※1
動画 (AVI) として録画する場合、映像を
「Huffyuv」
などの
コーデック
で圧縮保存することができる.
フラッシュとして保存する場合、埋め込み用の HTML も同時出力される。
主に、チュートリアル / デモンストレーション 用の動画を作成するために使われている?ようで、画面内に
「キャプション」 や、吹き出し / 矢印 / 雲 などの 「注釈画像」 を合成する機能 などが備わっています。
(加えて、マウスカーソルを環で囲って目立たせたりすることもできる)
録音も同時に行えるほか、録画をタイマーで自動停止させたり、録画中にキャプチャ領域を動かすことも
できたりします。
基本的な使い方は以下の通り。
日本語化 〜 「CamStudio」 の起動
日本語化は、「CamStudio」 を閉じた状態で行います。
- Tilt さんのサイト
で、日本語化パッチを入手します。
- 入手したファイルを実行し、日本語化を行います。
- 「Recorder.exe」 を実行します。
領域設定
- まず最初に、メニューバー上の 「領域」 から、キャプチャする領域を指定します。
キャプチャする領域は、以下の 4 つの中から選べるようになっています。
- 領域 (任意の矩形領域)
マウスドラッグで囲んだ矩形範囲内を、キャプチャ領域とする。
- 範囲を固定 (指定したサイズの矩形領域内)
キャプチャ枠のピクセルサイズ (横 × 高さ) をあらかじめ指定しておき、その枠内を
キャプチャ領域とする。
- ウインドウ
任意のウインドウ、または、ウインドウ内のオブジェクトをキャプチャ領域とする。
- 最大化
デスクトップ全体をキャプチャ領域にする。
ここでは、上記のうちいずれか一つにチェックを入れておけばOK です。
実際にキャプチャ領域を指定するのは、録画開始時になります※2。
※2
「範囲を固定」 を選択した場合のみ、
「固定位置」 という画面
が表示されるので、
キャプチャ枠のサイズ (幅 × 高さ) を指定しておく。
この時、「左上の角に固定」 のチェックを外し、「角をドラッグでパン」 にチェックを入れておくとよい。
(画面内のどの部分をキャプチャするのかは、録画開始時に指定する)
AVI で出力する場合の設定
- 画面を AVI として録画する場合は、メニューバー上の 「オプション」 →
「映像設定」 から、
動画圧縮の際に使用するビデオコーデックを設定しておきます。
ここでは、動画の品質やフレームレートも設定できるようになっています。
(品質等は、よく分からなければそのままでもOK )
- メニューバー上の 「オプション」 → 「プログラム設定」 → 「AVI ファイル名」 から、
「ファイル名を確認」 にチェックを入れておきます。
SWF で出力する場合の設定
- 画面をフラッシュとして録画したい場合は、ツールバー上の
ボタンを押します※3。
※3
このボタンを押した後、メイン画面右上に
「Record to SWF」
と表記されているか確認する。
- SWF ファイルとして出力する場合でも、一応 (変換元の) AVI が出力されるようになっています。
(一度 AVI としてキャプチャされ、それからSWF に変換して出力される)
もし、AVI ファイルの出力を行いたくない場合は、メニューバー上の 「オプション」 →
「Flash オプション」 から 「完了時に中間ファイル (AVI) を削除する」 にチェックを入れておきます。
- 作成されるフラッシュは、再生コントロール ( = 「再生」 「停止」 などのボタンが付いたバー) が
合成された状態で出力されます。
その他もろもろ、フラッシュの設定は録画終了時にしか行えないため、あらかじめメニューバー上の
「オプション」 → 「Flash オプション」 → 「SWF 作成前に変換設定を表示」 にチェックを入れておくとよいでしょう。
録音設定 - 必要な場合のみ
- 音声も同時に録音する場合は、事前にOS 側で
録音デバイスを正しく設定しておきます。
- 続いて、メニューバー上の 「オプション」 から 「マイクロフォン経由で音声を録音」 を選択します。
スピーカーからの音声を録音したい場合は、「スピーカー経由で音声を録音」 にチェック※4。
※4
この時エラーが出ることもあるが、普通に録音はできる模様...。
また、OS 側の設定が正しければ、どちらにチェックを入れていても録音はできるらしい。
- マイク音声を録音する場合は、「オプション」 → 「音声設定」 から
「音声設定 - マイクロフォン」
を
開き、
- 音声キャプチャデバイス - 録音デバイス
- 録音形式
- 圧縮形式
といったオプションを設定しておきます。
スピーカーの音声を録音する場合は、「オプション」 → 「音声設定」 →
「音声設定 - スピーカー」
を
開き、「サウンドカードデバイス」 欄で録音元のデバイスを選択しておきます。
その他の設定
- 録画は、メニューバーやツールバー上から実行することも可能ですが、ショートカットキーを使うと
タイミング良く実行できて便利です。
ショートカットキーは、「オプション」 → 「プログラム設定」 →
「キーボードショートカット」
から設定
できるようになっています。
- 録画中、「CamStudio」 のメイン画面を隠しておくこともできます。
メイン画面を隠す場合、「オプション」 → 「プログラム設定」 → 「最小化で録画 / 録音を開始」 に
チェックを入れておきます。
- 必要に応じて、マウスカーソルをキャプチャしないように設定することも可能です。
マウスカーソルをキャプチャしたくない場合、「オプション」 →
「カーソル設定」
を開き、
「カーソルを隠す」 にチェックを入れておきます。
(逆に、マウスカーソルを強調させることも可能※5 )
※5
ここで強調するように設定しておいても、キャプチャ時には強調エフェクトがかからない。
(動画として出力される際に、強調エフェクトがかかる模様)
- 録画が完了すると、キャプチャされた動画が付属のプレイヤーで自動再生されます。
この自動再生機能を無効化させたい場合は、「オプション」 → 「プログラム設定」 →
「録画停止後、AVI ファイルを再生」 → 「AVI ファイルを再生しない」 にチェックを入れておきます。
また、「オプション」 → 「Flash オプション」 → 「完了時にSWF ファイルをプレビュー」 のチェックも
外しておきます。
- 録画中は、録画対象領域を囲む枠がビカビカと光ります。
( 録画対象が 「最大化」 の場合を除く)
もし、この光る枠を非表示にしておきたい場合は、「オプション」 → 「プログラム設定」 →
「録画中は、矩形点滅を隠す」 にチェックを入れておきます。
録画開始
- 録画対象とするアプリケーションを開き、録画の準備を行います。
- 対象の準備が整ったら、メニューバー上の 「ファイル」 から 「録画」 を選択。
(ツールバー上の録画ボタンを押してもOK ですし、「録画開始」 のホットキーを押してもOK)
キャプチャ領域を 「最大化」 以外にしている場合は、ここで実際のキャプチャ領域を指定します。
キャプチャ領域を 「領域」 にしている場合、マウスカーソルがペンの形に変わるので、
キャプチャしたい領域をドラッグして囲みます。
「範囲を固定」 にしている場合は、指定したサイズの矩形枠が表示されるので、それを
キャプチャしたい領域まで動かして → クリックします。
「ウインドウ」 にしている場合は、
「Click on Window to be captured」 というダイアログ
が
表示されるので、そのままキャプチャ対象とするウインドウをクリックします。
キャプチャする領域や対象を指定すると、即座に録画が開始されます。
(キャプチャ中は、キャプチャ領域を囲む枠が点滅する )
注釈を合成 - 必要な場合のみ
- 画面に吹き出しなどの注釈を合成したい場合は、
- 頃合を見計らって 「一時停止」 し※6、
※6
ホットキーを設定しておくと便利。
- メニューバー上の 「ツール」 から 「画面注釈」 を選択します。
- 「注釈画面」 というウインドウ
が立ち上がります。
リスト中央で右クリックし、「形状ライブラリ」 から 「形状ライブラリを開く」 を選択。
- 「ファイルを開く」 ダイアログが立ち上がります。
ここで、「C:¥Program Files¥CamStudio 2.6b¥default.shapes」 を指定します。
- すると、各種注釈用の画像が読み込まれます。
そのまま、任意のオブジェクトをダブルクリック。
- 選択したオブジェクトが画面に表示されるので、右クリックしてテキストを編集したりし※7、
キャプチャ領域内にドラッグします。
(結構原始的です)
※7
日本語は文字化けしてしまうので、「フォント」 ボタンをクリックして日本語を使用できる
フォントを設定しておく。
(
「文字セット」 を 「日本語」 にする
のも忘れずに)
尚、オブジェクトを右クリック → 「不透明度の設定」 や 「拡大縮小」 から、オブジェクトの
透明度やサイズを調整することもできたりします。
- 録画を再開します。
- さらに注釈を付けたい場合は、再度録画を一時停止し、先ほどと同じような手順で
オブジェクトを追加したりします。
録画終了
- キャプチャを停止する時は、「ファイル」 → 「停止」 から。
あるいは、ツールバー上にある停止ボタン、またはショートカットキーを押します。
(タスクトレイアイコンを右クリック → 「停止」 を選択してもOK )
- すると、「名前を付けて保存」 ダイアログが開きます。
そのまま、録画されたファイルの出力先フォルダ&ファイル名 を設定します※8。
※8
AVI で保存する場合は、あらかじめ 「オプション」 → 「プログラム設定」 →
「AVI ファイル名」 → 「自動的に名前を付加 (日付と時間)」 にチェックを入れておくことで、
ファイルの自動保存を行うこともできる。
自動保存を行う場合、「オプション」 → 「プログラム設定」 → 「録画ディレクトリ」 →
「作業ディレクトリを指定」 を選択し、ファイルの出力先フォルダを設定しておくとよい。
- 動画の圧縮保存が行われます。
タイトルバー上に 「Compress Video ○ %」 と表示され、これが100% になって消えたら保存完了。
SWF で保存する場合で、「SWF 作成前に変換設定を表示」 にチェックを入れていた場合、続けて
「In Flash konvertieren」 という画面
が表示されます。
ここで、
- カラーモード
- サンプル / 再生レート - フレームレート
- (フラッシュに) 再生コントロールを合成するかどうか
- (フラッシュに) 進捗バーを合成するかどうか
といったオプションを設定しておきます。
(その他の設定は、そのままでもOK)
上手く録画できない場合は、ビデオコーデック / オーディオコーデック の組み合わせを変えてみると、
上手くいく場合があります。
(ほとんどの場合、ビデオコーデックが原因)
ちなみに、録画前に 「オプション」 → 「オートパンを有効」 にチェックを入れておくと、録画中に
キャプチャ領域を動かせたりもします ※9。
※9 マウスカーソルの動きに合わせて、キャプチャ領域が動く。
そのほか、画面にタイムスタンプ / キャプション / 画像 を合成する機能や※10、指定した秒数後に録画を
自動停止させる機能※11 などが付いています。
※10
あらかじめ、メニューバー上の 「効果」 →
「設定」
から設定を行っておく。
その後、「効果」 → 「注釈」 から合成するオブジェクトにチェックを入れておく。
(それからキャプチャを行う)
※11
「オプション」 →
「録画 / 録音を自動的に停止」
から設定を行う。
|
スポンサード リンク
|