高飛車さん(?)とねんね
「下僕、近いわ。」
「これ以上下がると落ちちゃうんです。」
花柄上下のパジャマがよく似合う。
電気が消えて真っ暗のなか一つのベッドで仲良くねんね。
モギュが「下僕。わたくしが一緒に寝て差し上げますわ。」なんて"怖くて寝れないの"って言ってるようなもんでしょ。
そりゃあ寝ますよ。抱き着きますよ。
「下僕……。暗闇に乗じて何を?」
ちょっとばかしのシャンプーの香りがする。
「……下僕?離れなさいな。」
お肌が柔らかい。もちもちしてつるつるしてる。すべすべ。
「んもう。下僕ったら。そんなにお肌を触らないの。」
「綺麗な手……」
思わず声が漏れてしまった。
「……裏の表クンのためにがんばってるんだよ。」
……あれ?性格が違……。
「……離さないよ。裏の表クン。」
そう言いながら、モギュは俺の顔を胸にうずめた。
魅惑の果実の感触を味わいたかったが、モギュがぎゅうぎゅう力いっぱいうずめてくるので楽しむ余裕も声を上げる余裕もない。
なんでか意識が遠ざかっていきました。
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