高飛車タイプになりました
「ただいま。」
学校から帰って来た俺は、居間にいるモギュに聞こえるよう言った。
「あら、今日は随分とお早いんですのね。」
「うん。もうすぐ終業式だから。授業が短縮になってるんだ。」
寝室に行き、学生服から私服に着替える。
モギュというのはお手伝い型アンドロイドの名前だ。
んー……つまり、人間と同じような事ができるロボット……みたいな。
機械だけど、『感情』をがある。最新科学により性格を変えることが出来るらしい。
ちなみにモギュは高飛車だ。
「下僕ー。着替え終わったならお昼ご飯の準備をしなさい。」
「はーい。」
いつもこんな感じ。
マスターを下僕と呼び、自分がマスターであると言い放つ。
別にコキ使おうと思っている訳でもない様子。
モギュが俺を『下僕』と呼ぶのは好意を抱いているからと知っている。
「さて、今日はどんなお昼にしようか。」
「下僕の料理に期待いたしますわ。」
クスッと、悪戯な微笑みを浮かべるモギュだった。
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