江崎グリコ:「コメッコ」販売を再開
毎日新聞 2012年07月18日 01時30分(最終更新 07月18日 01時52分)
江崎グリコは17日、生産工場の老朽化に伴い販売を休止していたスナック菓子「コメッコ」を24日から首都圏で販売を再開すると発表した。消費者の要望に応えたもので、年内に順次全国に拡大する。
コメッコは1973年発売。米を焼き上げた、香ばしくサクサクの食感が人気だったが、生産していた武生工場(福井県越前市、11年12月閉鎖)の生産設備の老朽化で10年10月に販売を休止した。
「再発売してほしい」「探しているのに見つからない」など消費者から数多くの問い合わせがあった。これを受けて、昨年11月に北海道・東北地区や大手スーパーなどで限定販売したところ、今年1〜6月の売り上げが休止前の同時期に比べ約6倍に上った。今回、委託先の生産体制が整ったことから本格販売に踏み切る。
より香ばしい味に改良し、パッケージはデザインを一新し、従来の箱から袋に変更した。内容量は40グラムで、参考店頭価格100円。【南敦子】