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「自殺アンケート」の全容 学校で共有されず7月18日 3時50分
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大津市で中学2年生の男子生徒が自殺した問題で、中学校が全校生徒を対象に行ったアンケート結果の全容は、この学校の教職員60人のうち10人ほどにしか知らされず、学校全体で共有されていなかったことが、関係者への取材で分かりました。
大津市教育委員会は、こうした点も含め、学校側の対応が適切だったかどうか検証することにしています。
この問題で、男子生徒が通っていた中学校では、生徒が自殺した直後の去年10月と11月の2回、全校生徒を対象にアンケートを行い、「同級生から暴行を受けているのを直接見た」とか、「自殺の練習をさせられていた」といった回答が寄せられていました。
アンケートは、男子生徒の自殺の背景を探り、再発防止につなげようと実施されましたが、すべての結果を知らされていたのは中学校の教職員60人のうち10人ほどだけで、学校全体で共有されていなかったことが関係者への取材で分かりました。
大津市教育委員会は、部内に今回の調査の問題点などを検証する組織を設置し、こうした点も含め、学校側の対応が適切だったかどうか調べることにしています。
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