長洲の中2窒息死:「滝行死」裁判員裁判 弁護側「被告の苦悩分かって」 /熊本
毎日新聞 2012年07月07日 地方版
事件前日の同年8月26日。滝行の最中、木下被告が顔に霊がついているようなことを告げた。さらに翌27日、体を拘束して水を浴びせることを提案。2学期が始まる直前だっただけに「学校に行かせてやりたい」と思い、拒否はしなかったという。そして当日。水を浴びせ始めて約5分後、ともみさんの状態が急変した。舞鴫被告はすぐに人工呼吸をしたが、ともみさんは搬送先の荒尾市内の病院で死亡した。
弁護側の冒頭陳述の間、涙ぐみ目頭をおさえることもあった舞鴫被告。弁護士は最後に「父親としての苦悩を分かってほしい」と裁判員らに呼びかけた。【丸山宗一郎、志村一也】