大飯原発:送電線の警報が26回作動…異常なし
毎日新聞 2012年06月24日 22時35分
関西電力は24日、再稼働準備中の大飯原発(福井県おおい町)につながる50万ボルト送電線の監視システムで、23日深夜から24日朝にかけて警報が断続的に計26回作動したと発表した。送電線に異常はなく、監視システムの通信回路の電波(マイクロ波)が大気の状態で乱れる「フェージング現象」が原因という。通電や3、4号機の再稼働準備に影響はなかった。
監視システムは、送電線両端の発電・送電施設に設置。短絡や断線を検知すると、影響を最小限にとどめるため送電線の通電を断つ仕組みになっている。関電によると、24日午前中までに同社管内で計58回、同様に警報が作動した。【松野和生】