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大槌町がれき 東京へ搬出開始
7月17日 20時5分

岩手県大槌町で、震災で出たがれきのうち2万1000トンが、17日から、広域処理の受け入れ先となった東京に向けて運び出されました。

岩手県大槌町では、震災でおよそ48万トンのがれきが出ましたが、このうち2万1000トンを東京が受け入れて処理することになっています。
17日から東京に向けたがれきの運び出しが始まり、町内のがれきの仮置き場では、東京都の委託を受けた業者が、山積みのがれきから取り出したサンプルや、がれきの入ったコンテナの周辺で放射線量が都の基準値以下であることを確認しました。
コンテナはトラックで盛岡市に運ばれたあと貨物列車に移され、18日に東京に到着する予定です。
大槌町地域整備部の土橋清一部長は「がれきの処理が早く進めば復興も進むと思います。東京都には感謝しています」と話していました。
東京都環境局廃棄物対策部の山田裕彦課長は「がれきがあることで被災地の方は精神的なプレッシャーを感じてしまう。広域処理を進めて復興を後押ししたい」と話していました。
大槌町のがれきは、新潟や静岡でも広域処理に向けた協議が進められています。

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